「コタキ兄弟と四苦八苦」

2020年

テレビ東京 ドラマ24

全12話

【テレビ愛知】

 

不器用にしか生きられない兄弟(古舘寛治、滝藤賢一)がひょんなことから“レンタルおやじ”を始めることで様々な人々からの無茶な依頼に苦しみながらも懸命に生きようとするさまを描きます

 

前半はレンタルおやじの仕事がメイン

後半は兄弟の私生活、失踪した父親、行きつけの喫茶店のアルバイト店員(芳根京子)とのからみなどなど

兄弟仲が悪そうにみえても、そこは兄弟

古舘さんと滝藤さんのつかず離れずな男兄弟のややこやしいところも思いやりも、しみじみとするドラマでした

四苦八苦で計12話です(^^♪

 

宮藤官九郎さん、市川実日子さん、門脇麦さん、岸井ゆきのさん、小林薫さんなど、他の出演者さんも好きな方ばかりで楽しかったです

 

     

 

 

 

 

「anone」

2018年

日本テレビ 水曜ドラマ

全10話

【日本映画専門チャンネル】

 

ネットカフェで寝泊まりし日雇いアルバイトで生計を立てている辻沢ハリカ(広瀬すず)

周囲からは「ハズレ」と呼ばれています

ある日、海岸で大金が入ったバッグが捨てられているのを見たという話をネットカフェ仲間の一人から聞き、そのお金を捜そうと出かけます

それをきっかけに、大金(実は偽造紙幣)を回収しようとする林田亜乃音(田中裕子)と、カレーショップの店長・持本舵(阿部サダヲ)、たまたま客としてカレーショップを訪れていた青羽るい子(小林聡美)、亜乃音の夫が経営していた印刷工場の元従業員、中世古理市 (永山瑛太)らとの争奪戦が繰り広げられ、成り行きで亜乃音の家に、ハリカ、持本、青羽が同居、流れで中世古のリードで偽造紙幣を作ることとなります

 

ハリカの生い立ち、幼い頃施設で一緒だった紙野彦星(清水尋也)の病気、亜乃音と血の繋がらない娘・青島玲(江口のりこ)の苦悩、余命宣告を受けている持田、夫と義母の仕打ちに耐え兼ね家を出た青羽

様々な事情を抱えた面々の“疑似家族”はやがて本当の家族のようになっていきます

が、銀行のATMから偽造紙幣が発見されたことで一転、彼らは犯罪者グループとなり警察の捜査が及びます

 

亜乃音と玲、青羽と彼女だけに見える若い頃に産むはずだった少女の幽霊(蒔田彩珠)、そして亜乃音とハリカ

血の繋がりはなかったとしても、今は生きていなくても、母と娘の絆に心打たれました

主役は広瀬すずさんとのことですが田中裕子さんとのW主演といえるのではないかしら

 

     

 

 

 

 

「恋せぬふたり」

2022年

NHK よるドラ

全8話

【NHK総合】

 

セクシュアルマイノリティのひとつである「アロマンティック・アセクシュアル」の2人

兒玉咲子(岸井ゆきの)と高橋羽(高橋一生)を主人公に、恋愛、結婚、子育ては幸せの選択のひとつにしか過ぎないこと、誰かの生き方に他人がとやかく言うものではないこと、等々に正面から向き合い、恋愛ありきの世界、周囲が決めた当たり前、常識に振り回されて疲れている人に寄り添う内容となっています

 

途中、北京オリンピックで放送が中断されて気持ちが途切れたこともあるのか、もっと掘り下げて欲しかったのに最終話はやっつけ感が否めず残念でした

でも、咲子の母親の気持ちがよく理解できて、『周囲の人間側』にいる自分に改めて気づくきっかけになりました

     

 

 

「二十四の瞳」

2005年

日本テレビ 終戦60周年特別ドラマ

【日本映画専門チャンネル】

 

小説や映画、ドラマで有名な話ですが実はどんな内容か詳しく知らなかったです

小豆島の岬の分校に赴任してきた大石先生(黒木瞳)と12人の子供たちの日々を描いたもの、程度と思っていましたが、それだけではなく貧困や戦争など多くを訴える物語でした

 

大石先生は出征のため船に乗る教え子の男子たちに小声で

「名誉の戦死などしなさんな。生きて戻ってくるのよ」と伝えます

先生の言葉を胸に戦地で必死に戦う彼らの姿が哀れでなりませんでした

 

黒木さんは今と変わらずお綺麗です

成長した子供たちを演じる小栗旬さん、星野真理さん、蒼井優さん、光っています

幼かった子供たちの中で一番よく喋って元気いっぱいな男子役(役の名前を忘れました、戦死したのだったかしら)が前田航基さんでビックリ

子役の頃から口が達者だったのですね^^