製薬会社と日本の新薬の承認機関であるPMDA(医薬品医療機器総合機構)。
この関係をずっと疑っていたのですが、2022年6月に既に論文化されておりました。
論文はBMJという医療関係の論文が見られるサイト。
FDAからMHRAまで。医療品規制当局は雇われている?:BMJ調査
長い論文ですし、専門用語がいっぱいなのですが、ざっとまとめると。
・アメリカの食糧医薬品規制のFDAは、予算の65%を製薬会社が供給
・日本の場合、PDMAは85%の依存度
その他、世界(先進国)の医療監督の機関の製薬会社の依存度合い
英国のMHRA含めて、製薬会社の資金なくては成立しない組織になっているのが分かります。
興味深いことに日本の場合、製薬会社と利益相反していると宣言した専門家は75%いるとなっています。
FDA(アメリカ)では、Speedy Approval(特急承認)した例が2020年で68%。
製薬会社がお金をだして、特急承認することができる構造になっています。
日本は26%。
「なんでもあり」になっていると言えないでしょうか?
コロナワクチンの承認なんて楽勝です。
2006年から2019年まで、FDAの退官した長官は10人中9人が、製薬会社のポジションを確保。
日本でも分科会のメンバーがファイザーに転職したことが話題になっていました。
日本の場合、PMDAは健康被害救済業務も担っています。
んなもんマトモにできてるわけがない!
とにかく、原因が判明したのが幸いだと思っています。
根が深そうですが、とことん調べていくつもり。