基本的に人間は人の話を聞いていません。
初対面の人の話は、話の内容の前に「この人はどういう人なのか」を探ってるだけ。
内容は2割入ればいいほうなのだ。
ポジションが違うと、さらに難易度は増す。
初めから経営者目線の従業員なんかいないので、いきなり「資金繰り」の話しても、
どっか遠くの会社の難しい話って感覚になる。
ちょっとづつ。
何度も同じ話をしていいのです。
ただ、例え方を変えてみたり。
話すタイミングを変えてみたり。
だんだん理解されていくものなんだと心得よう。
全く同じ話なんだけど、「なるほど!」って新鮮に捉えられるのも仕方ない(笑。
それでもようやく伝わったんだと喜ぶべきなのです。
気を付けなきゃいけないのは、反論あるけど、反論しない人ね。
「それはわかるけど、オレは違う」
これを心で思って口にださない人。
これは「行動が変わらない」で判明する。
うちの会社にはふさわしくない人なのかもしれない。
うちの度量では、抱えきれない人なのかもしれない。
これを疑いつつ、本気でわかろうとしてくれてるのかを探る。
同じ話を何度もくりかえして、様子を見る。
「こんなこともわかんないの?」は拒絶に同じ。
「この人は自分の事を理解しない人」のカテゴリーに自動的に入る。
なにも生まない単なるグチなのです。
伝えるほうはあきらめずに。
何度もトライしよう。
バツグンの説得力は、その回数で決まる。