I'm honor to join this festival.
Please listen it.

I'm very grateful for such a wonderful opportunity.

現在イギリス・ロンドンで開催されているダンスフェスティバル
Dance Umbrellaでオンライン作品を出しております。

これは、イギリスで活動するStopgap Dance CompanyのAudio Choreograph手法を用いて作品を創作したものです。

一言で言うと、耳で楽しむダンス。

2021年、半年近くの間、Stopgapとオンラインセッションを行いました。

フリーに踊るときもあれば、細かいタスクが与えられ、それを身体で構築する。
時折、文字やドローイングも使いながら、自分の物語を創っていきました。

動きのタスクをこなしながら、その時自分の身体はどう動いているのか、
動かしたときにどんな感覚があるのか、といった自己意識的なものから、
今何が聞こえているのか、今どこにいるのか、空間をどう感じているのか、より身体を拡張させていくようなものまで
かなり細かく自分の身体の深いところから引き出すような作業の連続でした。

クリエイション後半にはDescriberという第三者的に外から動きを見て描写する人とのセッションがあり、
これがとても刺激的で、印象的な時間でした。
オンラインではあったのですが、Describerが私が踊る姿を見て、シンプルにどう見えているのか、
物理的および抽象的な表現を用いて言葉にしてくれる。
その中には障害を持つ身体の特異的な部分を表す言葉も含まれるのですが(例えば、ビジュアル的に非対称な身体であることなど)
あくまでDiscriberが見たそのままをフラットに伝えてくれることが新鮮でした。
その言葉も振付のエッセンスとして加えていく、そんなプロセスを辿っていきました。

最終的に「On the Way to My Body」というタイトルの通り、
身体の中を旅するような、身体を深く読み解くような、そんな作品となりました。
自身の声によるサウンド(英語、日本語交え)音楽家との協働で、耳で聞くダンス作品となっております。
ぜひ聴いてみてください。


Stopgap Dance Companyの皆様、このような機会をいただき、ありがとうございました。海外のカンパニーの中に自分の名前を入れていただいていることが非常に嬉しいです。

作品リンク