5月13日の朝日新聞朝刊に、キュレーター、社会福祉士、

『誰のためのアクセシビリティ?』著者の田中みゆきさんと共に、
インタビュー記事を掲載していただきました。

 


(交論)無自覚な社会 
森田かずよさん、田中みゆきさん

 

 

有料記事ですが、ぜひご覧ください。


またweb版では、
13日は田中みゆきさん

 

 


14日は森田かずよ個人のインタビューをそれぞれ掲載していただきました。

 


 


田中みゆきさんとは別々でインタビューを受けたはずが、
図らずとも「アクセシビリティ」「エイブリズム」について呼応する内容となりました。田中さん、ありがとうございました。ご一緒させていただき光栄でした。


記者の方には丁寧なインタビューをしていただきました。

しかしながら、どうしても話し言葉が文字となったことで発生してしまう違和感や表現、また字数制限などもあり、微細な箇所まで修正を加え、記者さんと何度も言葉を重ねることを繰り返しました。メディアとして誠実な姿勢を貫いていただき、感謝申し上げます。

13日(祝・月)は「みんなでダンスin IBARAKI」新年1回目のワークショップでした。昨年12月に公演を終え、久しぶりのワークショップ。新規の方も多く賑やかな会となりました。


また。午後には、5年続いたこの場をみんなで考える「カタリの場」というイベントを初めて実施させていただきました。
特に今年度は5年目を迎えた区切りと、助成金を確保できたことにより、外部団体による評価・検証をいれ、いったいこの場で何が起こっていたのかを検証する機会を得ました。

その内容は非常に興味深いものでした。各ワークショップ後に積み重ねてきたアンケートや、今回おこなった丁寧なインタビューの言葉から、参加者やその保護者、アシスタントやケアスタッフまで、この場に身をおくことで何が変わったのか。私の知らなかったエピソードもたくさんあり、何度か涙がこぼれそうになりました。

今回の会では茨木市文化振興課や文化庁の方、この事業に興味を持つ方、過去に公演を見てくださった方、参加者や保護者としてこの事業に関わる方、多くのご参加をいただくことができました。

「みんなでダンスin IBARAKI」は月1回のワークショップ、そして9月から12月は公演リハーサル、そして公演という形式を5年間やってきました。ゆっくりですが、確実な成長を遂げてきました。

表向きは「障害のある人もない人も」という言葉を戦略的に用いながら、私個人は、障害名にもこだわらなくなり、それぞれの人が持つ差異との向き合い方を知ることができたように思います。

言葉にすると語弊を生みそうですが、私はこの場において、どこか頼りなくいたいと思っています。ワークショップのナビゲーターをし、公演の演出・振付と最終的な責任は背負いますが、私自身が誰かの助けがないと生きていけない存在であることも含めて、この場では私自身が開示できているのだと思います。
それはきっと、参加者、アシスタント、文化振興財団の方々、ケアスタッフと、とてもいい関係と環境が築けているからでしょう。

私はここに来る人たちと、表現と身体を通して、繋がっていきたいと考えています。そしてこの場があることによって、その他の世界で少しでも生きやすくなってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

舞台も含めてどんな身体を見せたいのか、未だうまく言語化できないのですが、確実に芯にあるものが私にはあり、その世界にナビゲートするために、身体を使い、言葉を使っているのだと思いますし、

すごく考えて声と言葉を使っていることも、私自身が改めて気づかされました。

踊りが上手くなるのか?と言ったらよくわかりません。
身体とダンスを愛する人たちがいる場です。

そしてこの場でうまれた「これはダンスなのか?」という問い
それはダンサーとして、研究者として、これから問うていきたい問題です。


2月のワークショップは23日です。
https://www.ibabun.jp/event/dancews2025/
 

【時差投稿】
12月14日上演
Cane&Movement / TRUST Dance Theatre(韓国)× Mi-Mi-Bi(日本 神戸)国際共同制作



トラストダンスシアターが2019年に引き続き、2度目の来日。
Mi-Mi-Biとコラボレーション公演をおこないました。
ただ、この公演は予定されていないボーナス的なコラボとなり、Mi-Mi-Bi以外のダンサーにお声がけをして、この日だけのスペシャルチームをつくりました。クリエイション初日から素晴らしい時間が流れ、お願いして本当によかったと、私個人はこの時点で達成感いっぱいでした(笑)



私は2018年にトラストダンスシアターと出会い、同年ソウルでクリエイションをおこないました。そして2019年神戸で、そして2025年。
トラストダンスシアターの芸術監督であるヒョンヒが創る作品は愛情に満ちています。いや、トラストダンスシアター全てが愛情に満ちています。クリエイション期間はたった1週間でしたが、その1週間は愛にあふれた空間に満たされていました。それは日本側にも伝わり、出演を断念、辞退した人が出てしまったにも関わらず、とても気持ちの良い場でした。

彼女が持つのは人種や身体の違いを包みこむような愛情です。そしてダンサーのことを本当によく見ていると思います。さまざまな特性や体力の違いがある中、ひとつの方向に向かいつつ、それが達成できない場合は必ず打開策を見つけてくる。







ダンスは社会実験を行なっているのではない。身体の可能性を追求する場である。
ヒョンヒと過ごすと改めてそのことを考えさせられます。フィジカルに強い韓国ダンサーと過ごすからかもしれませんが、それは能力主義やエイブリズム的視点かといえば、そことも一線を画しています。
本当に面白いカンパニーだと思いますし、好きですね

公演の最後に2019年、2025年のクリエイション映像が流れたのですが、2019年の映像には福ちゃんがいて、思わずうるっとして。

今回のコラボ作品では、ヒョンジョンとデュオを踊りました。2018年に韓国に呼んでもらった時から、一緒に踊っている。「人と踊る」ということを原点から考えさせられる。決まった振付はない。今、この瞬間、向かい合う相手とどのように踊るのか。毎回ヒリヒリした。でも充実感でいっぱいです。



トラストダンスシアターとは、踊ることで関係を紡いでいきたいです。

さて、この公演ではソロ作品をひとつ出しました。
タイトルは『だからかしか』
見えないのは、中にあるから?

「痛み」は相対的なものである。個人的なものであるとともに、政治的なものである。私が身体に抱える「痛み」を可視化する。そんな試み。
8分くらいの短い作品で、ここからもう少し長くしたいと思っています。
私のダンスをよく見てくださっているダンス批評の方からとても褒めていただきました。磨き上げて、どこかで踊る機会を探したいと思います。