先日、神戸大学人間発達環境学研究科博士前期課程を修了し、
修士(学術)の学位を取得しました。

 

 
コロナもあり、あっという間の2年間でしたが、この2年で得たことは大きく、
書き上げた修士論文を咀嚼して、より広げていければと思います。

身体が続く限り、踊っていきたい、演じていきたいとずっと思っています。
表現している私だからこそ見えること、感じられることを形にしたいと思っています。
そして、言葉にしていくことを大切にしたいと思っています。
まだ知りたいことや追求していきたいことはあります。
それはこれからの課題です。
思考し続けていきます。

ひとまず卒業です。

ご指導いただいた先生方はじめ
支えていただいた方、ありがとうございました。

I got master's degree in Kobe University.
(I majored human development,researched dance with disability.)

 

 

ハルまちフェスティバル
ミュージカル『地下鉄1号線』でした。


昨年末あたりにこの公演の出演が決まったのですが、(顔合わせの日は確か修論提出日の前日だったなぁ。)それからも、コロナで緊急事態宣言が発令され、リモート、個別での稽古が進み、気がつけば、申し込み締め切りが終わっていて、まともに事前に告知が出来ず、申し訳ありませんでした。


お客様はイヤホンから流れるセリフや歌を聴きながら、その場所で起こっている物語を見て歩いていく、といったサイトスペシフィックな公演となりました。
コロナで出来なくなった公演も多いですが、きっとコロナでなかったらこのような形式は生まれなかったのかもしれないな、とも考えます。
20日のプレ公演、そして本番21日、11時の回と進んだのですが、荒天のため、13時30分の回、16時の回が中止となってしまいました。


天候には勝てなかった(涙)


11時の公演中も雨風がどんどん強くなり、出演者は傘を持って演技していましたが、その傘がどんどん壊れていく。最後はずぶ濡れになりがらでした。
それでも13時30分、16時公演の開催を願って、衣装さんはじめ、スタッフの皆様、出演者の衣装を乾かしたりしていただいたのですが、中止との決断が下ってしまいました。
残念で仕方ないのですが、今回道行く人がいる日常空間で上演するということで、警備の方をはじめ、イヤホン設置や回収など、スタッフさん皆さんずぶ濡れで対応してくださっていました。本当に感謝でいっぱいです。
なので、様々な方の安全を考えると、中止は受け入れざるを得ませんでした。
本当に、本当に、残念なのですが、
後日、配信があります!!
ぜひ、それをご覧ください。


上演した場所は新世界〜天王寺動物園〜大阪市立美術館周辺。
大阪の中でも下町。
役柄はホームレスのガンコ役でしたが、お稽古中、特に衣装を着てからは、ここが生活空間であろう、たくさんのおじちゃんに話しかけてもらいました。


さすが大阪!


興味本位で聞いてくれる中、私の姿を見ると「頑張りや。おじちゃん、なんも出来ひんけど、、。」と優しく声をかけてくれた方もいました。「頑張れ」という言葉はあまり好きじゃないんですけどね、そのおじさんの「頑張りや」は、なんか、とても温かい気持ちになったんです。そんな不思議な空間でした。


出演者の皆様、エンターテイナーが多くて、プロ意識高くて、刺激をいただきました。
衣装、とても豪華に、車椅子にも装飾をしていただきました。うきうきしました。
西村友さんが作られた曲は素晴らしくて、シオンウィンドオーケストラの演奏という豪華で幸せでした。そして、このミュージカルへの想いが詰まった市川先生の脚本で演じさせていただき光栄でした。


また、いつか、このチームで!

 


演出の中立さん、ありがとうございました!

 

先週のお話しですが、追手門学院高校表現コミュニケーションコース2年生の生徒さんにワークショップしてきました。


私の前日は、たんぽぽの家の岡部太郎さんが担当され、
「自分にとって障害とは」といったテーマのお話しだったようで、

生徒さんの真剣に取り組まれている様子をお聞きし、

期待いっぱいでお伺いさせていただきました。


普段から表現に触れている生徒さんなので、身体に対しての興味が半端なくあり、

反応もよく、キラキラした目をして純粋に吸収し考えてくれて、

障害という枠組みを超えた身体について語り、

触れることが出来た素晴らしい時間となりました。


4時間という、私にとって初めてかもしれないくらい長時間で、何をしようか、と考えるも、

伝えたいこと、見せたいものがたくさんになってしまいました。

座学や映像を交えつつ、結局出来ないワークも出てきてしまったけれど、

伝えたいことは十分伝えられたと思います。
最後の質疑応答でたくさん質問をいただきました。


その中でも生徒さんが「義足の中の脚ってどうなってるんですか?痛みはあるんですか?」

「4本指の右手が触りたいです」と
普段の講演などではなかなか出逢えない質問と要望にびっくり。

私の周りに集まり、順に私の右足と右手を触っていく。
ある生徒さんは、私の右手触りながら「きれいです」と言ってくれて、

その言葉と行動に私の方が感動してしまいました。


学校での講演や授業では
私は、ダンスだけでもなく、障害だけでもない、

シンプルにそれぞれの身体の違いや、面白さを伝えられたらいいなと思っています。


そして、今何気なく「ふつう」と思ってしまっていることに、

少し疑問をもって見ることで、世界が変わること。
加えて、自分の身体を好きになってくれたらいいな、と思っています。
私にはそれを伝えるツールがダンスであり、
私の身体を通して出会い、言葉を交換していきたいと思っています。
生徒さんの眼差し、言葉に私自身とても元気と学びをいただきました。


福岡小百合先生、素敵な出会いをありがとうございました。