ブログのタイトルを変えたいです。
どうも世の中の人の考えている
「不労所得」ってFXやら株の短期売買で
儲けることらしく。
そういう読者登録依頼みたいなものが多いです。
一生懸命になってFXやらパチンコをやってたら
「不労」じゃないじゃん。って思うんですけどね。
本当の「不労所得」って元手となる資本が必要で、
そこに至るまでは本気で働いたほうが速いです。
ということで、現状は「勤労」です。はい。
問題なのは勤労が収入に繋がるかどうか。
繋がっている私は幸せ者です。間違いなく。
で、不労所得をどういう風に考えているかと
いう話。ちょっと難しい話になります。
最近、総裁選絡みの話を聞いていると、
「国内需要喚起のための格差是正」なんて話が
自民党の幹部からも出てきて驚きます。
国内の今の問題だけで考えていると、
将来の債務負担を増やすだけなんですけどね。
去年の秋に書いた のもありますが、
今の「格差「は日本の中だけの問題ではなくて、
先進国と発展途上国の所得格差の問題です。
日本の国内だけで見ているからワーキングプアという
問題がクローズアップされますが、アフリカに行けば
飢餓に苦しむ人たちはたくさんいるのですから。
日本人が「この給料じゃ安い」と言って、
非正規雇用を規制すると工場は海外に移転するだけ。
失業者が増えるだけになるんじゃないのか?
そういう話です。
欧米も同じ方向に進む可能性があります。
欧米はここ数年不動産バブルが続いていました。
不動産価格の高騰で得た見せ掛けの利益で
消費をしていただけで、勤労収入という意味では
状況は日本と同じ問題にぶつかります。
先進国の給与水準は、一部の人を除いて
発展途上国の労働者に近づいてしまい
不動産価格の上昇がなければデフレに向かう
可能性が高い気がしています。
リーマンやAIGの問題は始まりでしかなく、
消費の低迷による経済の鈍化はこれからで。
底にたどり着くまでまだ最低1~2年、
回復にはやはり5年10年の時間が必要になる
のではないでしょうか。
この社会・経済環境で自分の資産をどう配置して、
確実に収入を得ていくかが「不労所得」のポイント
だと考えています。
たとえば周囲の「不景気」につられて株価が低下
しているけれど、本業はしっかりしている会社の
株を買っておくとか・・・。
いずれにしても、毎日「儲かった」「損をした」と
振り回されるのは不労所得ではなくてギャンブル。
そういうのには興味はないです。