その一件があってから、私にとって、彼は、ただ気さくな感じの人…という、特に意識しない存在から、すごくいい人キラキラという、意識する存在に変わりました。


それまでは挨拶以外は何も話した事がなかったのですが、


彼と少し話したりする様になりました。


話すといっても、仕事に関する話とかですが…。


多分、彼は誰とでも話したい人なんです。


会社の人と、彼の話になった時、彼の事を、[あのよく喋る子]っていう風に表現していたから。


私は全然話さなかったけど、雰囲気的に気さくな感じだし、色々話しているのだろうなとは思っていましたが。


だから、私とも話したかったのかもしれませんけど…


私って、話し掛けにくいみたいだから、敬遠していたのかもしれません。


実際、あまり余計な話とかしたくない方だし。


他の人から見た私の印象として…


―気位が高そうで、気軽に話し掛けにくい感じ―


―何か話してもバカにされそうな感じ―


…などと、言われた事がありますので。


でも、その一件で、彼は普通に話せそうと思ってくれたんだと思います。


人見知りで、あまり親しくない人と話す事が、
どちらかと言えば苦手な私は、


別に話す必要もない事でも、笑顔で話したりする彼の事を、


本当に気さくで話すのが好きな人なんだなぁ…と思っていました。


あの時までは…。


大体いつも笑顔で気さくな感じの人というイメージしか抱いていなかった彼への気持ちの変化が起きる出来事…



それは、今から2年前の今頃でした。


とても忙しい時期で、まだ全然用意が出来ていないのに、彼がやって来てしまいました。



やっべぇ!!早くせねばあせる



ああ、また嫌な顔してイラつきながら見てるんだろうな…早くしないとあせる


と思えば思う程、焦ってテープも絡まったりして余計に焦って、もう殆どパニック状態爆弾


なぜそんなに焦る必要があるのかと言うと…


以前にいた支店で、同じ状況の時に、


文句を言われたり、露骨に嫌な顔をされたり、用意が終わるまでイラついた様子で待ってたり、冷たい目で見られてたり…


気弱なおいらは、そういうのも堪え難いんですあせる(どんだけ弱いんだよ!?…と自分でも情けないです…でも、当時はまだ入ったばかりだったので、余計に焦りました…)


それに、見られてたり、待たれてたりしながら、何かするのが苦手…。


そう、そのパニック状態の時に…


「そんなに焦んなくていいですよニコニコ



!?



緊張がとけて、パニックになってた自分が可笑しくて、思わず笑ってしまい、顔を上げると…


笑顔の彼が…
「困りましたねニコニコ
(テープが絡まった状態に対して)


びっくりして、頷く事しか出来ない私。


!?こんな天使キャラだったの、この人!?


他の人は同じ状況で、イラついて鬼みたいな顔してるのに…


こんな風に言ってくれる人もいるんだ…。


しかも、笑顔でちょっと手伝ってくれた。


今までの人はちょっと手伝うにしたって、


―お前に全部やらせてたら、こっちが時間なくなってかなわねんだよ―的な雰囲気が漂っていたのに…。


そして、笑顔で去っていく彼。


なんか救われたという気持ちになった。


彼って、やさしい。


私が所属している会社と取引がある会社の人で、気になっている人がいました。


担当の人が度々変わる様ですが、


私が今の支店に来て少ししてから、その人が主に来るようになりました。


初めて会った時は、挨拶しただけでしたが、
(私はどの人が来ても、挨拶ぐらいで、必要な事以外は話さないので…)


あんなに笑顔出す人いるんだ…気さくな感じだな…でも、何かオタク系?みたいなイメージを抱きました。
(ただの見た目の印象)


それから、半年ぐらいはその人と何も話す事もなく…何も思う事もなく…


いやむしろ、彼にイラついたりしていた。


まだ彼が担当になって間もない頃、私がエレベーターに乗って閉めようとした所…


彼が向こうからやって来て、笑顔で
「一緒にいいですか~ニコニコ」と言ってきた。


急いでいるのに、面倒だな~。よくこんな気まずい事出来るよな~とか思いながらも…


はいとも言わずに、彼が乗ると、何階ですか?も聞かないで、自分の階だけ押して、無言…。
(急いでるのと気まずさでイラついていた…でも階ぐらい聞けよ)


彼は後ろの方に乗り、私の視界には入っていませんでしたが、


エレベーターの中で二人きり…気まずいからなんかしゃべった方がいいのかな…


でも、何を?と思っている内に、到着して、無言で降りていった自分…。



それと、いつもの時間より彼が早めに来た時に、


私がまだ用意が出来ていなくて、慌てて用意したのです。


そしたら、彼は「すいません。焦らしちゃって。入れ忘れとか大丈夫ですか。」と言ってきた。


こんな事、普通言わないんです。


さっさとしろやぐらいの勢いで、ただ見てたりするのが定番なんです。


今までの人たちからすると…。


彼なりの気遣いの言葉なんですよね。


しかし、完璧主義の私は確認しながら、確実にやりたかったので、焦らされる状況にイラついた。


そして、「大丈夫だと思います。」と答えながらも、そんな事言うぐらいだったら、もっと後で来いよ!!と思っていた。