2月の最終週が始まりました。
今年も、月日が流れるのが早いです。
今日は、シルクスクリーン印刷から離れて、ホットスタンプ機の工作をしました。
御用命を頂いたので、その印刷ができるように、機械を改造する作業です。
シルクスクリーン印刷では、機械を改造するほどの大掛かりな作業は少ないと思います。
インクやスキージー、治具やエアーブローなど、微妙な調整を必要とすることが多いですが、金属を加工したり、電気系統の装置を作ったりというのことは少ないです。
今日は、まずステンレスのパーツを10ミリほど切り落として、そこにドリルで穴を開けて、その穴にネジ穴を作りました。
切り落とす作業は、両手で全力での作業だったので、映像はありません。
本当は、フライス盤で穴を開ける方が、正確に開けられるのですが、今回は、すでに開いている穴を深くするだけなので、ドリルにしました。
開けた穴に、タップを使って、ネジ穴を作ります。
このパーツを使うことで、シルクスクリーン印刷機の要領で、ホットスタンプ機を稼働させることができます。
シルクスクリーンの製版の代わりに、熱版がついている感じです。
これで、シルクスクリーン印刷での治具などのパーツが、すべて流用できるという仮説を立てております。
ホットスタンプのメーカーさんからは、亜流だ!と指摘を受けると思いますが、実際にホットスタンプが美しく印刷されれば、問題ないことで。
シルクスクリーン印刷を15年経験して、その経験を活用した一例ということです。
3年前くらいまでは、私自身のシルクスクリーン印刷の経験値が低くて、この方法には到達できていませんでした。
シルクスクリーン印刷で、新しい印刷手法を編み出したことで、その手法を活用しようということになり、今回の改造に至ったのです。
来週に、量産の御用命を頂いているので、無事に完了させられるように、精一杯頑張ります。
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