大手丼チェーンや居酒屋へ行くと、「？」と思う従業員を目にします。別に今さら話す珍しいことではないのですが、外国人留学生が日本人に代わって従業員を務めているのですね。
日本語の発音がおかしいのでしばらくすれば気づきますし、その都度、私はその人のネームプレートに目をやります。
彼らはとても真剣です。よく働きます。時給は日本人と変わらないのでしょうが、働き方が違うのでしょうかね、重宝されているようです。
コスト削減のために、雇用を海外へ移す企業が後を経ちません。先の彼らは別として、人件費は海外の一部の方が国内に比べ格段に安いのでしょうが、それによって国内雇用が切迫していることも確かです。技術の流出もまた深刻な問題となっています。
そうしたなか、中国において反日デモが起き、日系企業が次々と襲われる現象が起こると、
企業も撤退せざるを得なくなりかねませんが、それはかなりの損失です。
コストが下がるメリットと、国民性がマッチしていれば問題ありませんが、『外国人雇用＝コスト削減』は、必ずしも正解ではないと私は思います。
安かろう悪かろう、良かろう高かろうではない、アベレージを保つ器用さは日本独自かなと思う。
日本人の勤勉さって海外に劣っていないと思うし、技術力、発想力、開発力、チームワークは世界に誇れる日本の宝だと思いますけどね。