いきなりですが、みなさん、今までに、龍を見たことはありますか?
塾長は、この日、生まれて初めて、龍を見ました。
こんなことを、いきなり言っても、信じてもらえないかもしれませんが、できる限り正確に描写してみます。
今年の初詣は大阪で、となったのですが、その帰り道のことです。
国道1号線を歩いていた時に、突如として、後方から、その龍は現われたのです。
あまりのことに、開いた口が塞がりません。
周りには、私たち以外にも、何名かいたのですが、みなさん一様に、目を凝らして見ておられました。
想像上の動物とは聞いていますが、やはり、現実に出会ってしまうと、どう対処していいのかが、分からないものです。
とっさにデジカメで、写真を撮ろうとしたのですが、そのあまりの風貌に、威厳のようなものを感じ、盗撮まがいの撮影をしては、失礼に当たるという思いが、よぎりました。
千幸さんは、すでに、携帯を構えています。
耳元に、そっと「失礼に当たっては、いけないから、お断りを入れてからにした方がよさそうだ」と、アドバイスをします。
さすが、辰年生まれの千幸さんです。
まさか、龍語が話せるとは思いませんでした。
実に、快く、撮影の承諾を取りつけることができました。
龍さん(呼び捨ては失礼に当たると考え、さんづけです)は、大阪弁でこんな感じで、話しかけてこられたそうです。
「今度、これ見れるのは、12年後やからね~」
と言って、後ろに乗せた子龍を指差されます。
そうか、辰年にしか、龍は現われないということを、仰っているんだなと、感心しつつ、なぜ、龍さんは、このような姿で、登場されたのだろうかと尋ねると、
「みんなに、笑うてもらいたいからな(笑)」
と、実に、あっけらかんとしておられます。
龍というものは、もっと恐ろしいものと思っていただけに、拍子抜けをしました。
そして、その後、この龍さんの口から、とんでもない一言が、放たれるのです!
「クリスマスには、サンタクロースの格好で、これやったんや!」
えっ、龍さんが、サンタクロースを?と、頭の中を整理しているその瞬間に、
「それじゃあな~!」
と言って、国道1号線から、脇道を滑るようにして、飛んでいかれました。
私たち「どうもありがとうございました。お気をつけてくださいね!」
龍さん「ありがとうな~!」
新春から、素晴らしい出会いがありました。
絵本などでしか、見たことのない龍に、実際に出会ってしまったのです。
今年は、バンバンと良いことがやって来そうな予感です。
その別れ際に撮った写真が、こちらです。
どうです、凄いでしょう。
龍さんの、勇壮な姿を、見事に激写しているでしょう。
えっ、よく見えませんか?
私たちには、見えるんですが…おかしいですね。
やはり、見える人と、見えない人がいるんでしょうか。
拡大して、よく目を凝らしてみてくださいよ。
信号のポールの中程に、映っているのですが、少し、距離があって、見づらいのかもしれませんね。
では、この写真なら、どうですか。
信号で停まられて、方向転換をされた後の、龍さんのお姿です。
今も、あのお声がこだましています。
「みんなに、笑うてもらいたいからな(笑)」
さすが、大阪の龍さんです。
笑いを通して、世の中を幸せにしようとなさっておられる、その心意気や、天晴(あっぱれ)!と感じました。
本当に、ありがとうございました。
(この日のおまけ)
みなさん、あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い致します。