サラリーマンとして会社に在籍している時は、仕事優先というポリシーの元、会社の中の会社を経営しているような働きぶりであった事もあり、ほぼ毎日顧客に対してどう行動するのかというのを思案して過ごしていたので、職場環境とか会社の風土というものは毎日の生活の中で一時の煩わしい風のようにしか感じなかったけれども、退職して振り返って考えてみる事といえば顧客という相手がいなくなって、思案するのは自然と職場環境とか会社の社風というものにならざるを得ないと感じています。
私が27年間在籍していた会社は、上場会社として対応として如何なものかと感じた時は多々ありますが、今振り返って考えてみると間接部門の機能崩壊はすざましいものがあったと思います。建前で部門を構成するので要員は多く無駄ともいえる仕事を毎日しているとしか思えないと改めて考えが及びました。
役所体質の顧客の基幹システム更改で顧客役員から騙された発言が出た時に、担当窓口の事業部長は聞く耳持たずとして知らんふりをして無視してやりすごしましたが、この時に社長以下法務部や監査部は何をしていたのかという事が問われなければならないと思ったからです。会社としての信用問題にも関わる事案と認識をしていなかったとすれば、上場会社としての社内牽制体制が無いという問題があると思えました。
 以前にも書きましたが、社内での起きたセクハラ騒動が新聞紙上で公開されたにもかかわらず、そういう事が起きているかどうか不明というコメントを出したのも同じ様な知らぬ存ぜぬという社風から出てきたものかと思い返されました。
もし何が起きようが知らぬ存ぜぬを押し通すというのが会社の方針であれば、法務部などは部長に社員2人ほどの体制で十分ななずだと思えるのですが、法務部に大勢の社員がいるというのは自己矛盾を起こしているのではないかと思いましたし、管掌役員は法務部の機能崩壊にさえ気づかぬほどの能力レベルとみなされても仕方がないのかなと思いました。そういう低管理レベルゆえに、ある日突然見知らぬ人が法務部長席に座っていたりすることも起きえたのかなと思いました。監査部も同様に何を監査しているのか知りませんが、企業として顧客を相手に取引をしていることを生業としている以上、顧客との間に何かトラブルがあれば調査するということがあってもいいのではないかと思えますが、言うだけ無駄ということかも知れません。

先回のブログでも村社会まがいの会社ではないかと論じたのですが、間接部門の機能崩壊についても同様で、村社会では表面的な付き合いとか体裁ばかりにこだわるので、問題が起きても臭いもには蓋という思考が常に優先して、何も手を付けないということがまかり通っているのではないかと思いますが、上場会社で社内牽制とかコンプライアンスとかいう縛りがあるというルールが思考からずっぽり抜け落ちているからと思います。上場会社といってもさほど目立つ会社でもないので新聞記事にならないだけで、以前にも紹介した情報処理業界でも有名企業になると仕事上の少しのへまでも新聞記事になるので、自己認識不足を問われても致し方がないような役員や管理職が揃っていたのだと思いました。
人事部も機能崩壊していて、人材の育成計画や能力力評価書が頓珍漢なものであったり、社のレベルに適合した人材を集められなくて業務がこなせないのに口先ばかりなめらかな外資系会社からの転職者が大勢いるのでも証明されていると思っていました。