役所体質の顧客の基幹システム刷新システム開発プロジェクトに関し、私がサラリーマンとして勤務していた時の頃を思い出しながら、どう考えても滅茶苦茶に終始したプロジェクトとなった原因というよりも、もっと根にある真実は何だったのかを、色々と思考錯誤しながら書き綴っています。しかし、別の面からこういうブログを読むと、私の勤務していた会社のホームページに記載してある会社紹介の表面的な美辞麗句の裏窓を開いて見せているのかという風にも思えます。退職後に自身の勤務していた会社とは如何なる実態であったのかを追求することはサラリーマン総括という極めて意味深いものがある事だろうと思って書いています。
 
役所体質の顧客の基幹システム刷新プロジェクトは、私が当該システム開発を受注した担当者でしたが、システ開発の途上でのプロジェクト混乱を社内で問題として度々挙げると五月蠅がられて、私の嘱託社員という弱い立場を利用されて途中で退職に追い込まれたので、システム開発を受託した事業部と関係部署がシステム開発後にどのように社内で処遇されたかは直ぐには知りえませんでした。システム開発終了後の暫く後に伝え聞くところにより社内表彰をうけたという話を聞いて、さもありなんという感想を持ったことは以前のブログでも紹介しました。
これは、顧客に納入したシステムの出来栄えが優良であったという表彰ではなく、役所体質の顧客が不承不承言われるがままの費用を半ぐれ同然のシステム開発を受託した事業部に全額支払ったことで、結果としてシステム開発を受託した事業部と関連部署が大きな利益を得た証としての表彰であったのは明らかだと思いました。念のために書き置きますが、私の勤務していた会社の中一部の部署は、無知とか弱い顧客を相手にすると自身の利益確保のみを優先して、顧客を脅したりするのを平然と行うことがあるのを分かりやすく半ぐれという表現を使いましたが、私の記憶限りではそういう一部の部署があったのは事実で、他の真面目な部署が大半であったことも申し添えておきます。
しかしながら、会社としては親会社の仕事量が減少する中で一般の顧客のシステム案件を受注するにしても、情報処理業としての基礎技術能力の脆弱さに加えて、会社の体質が前回紹介した様に『無謬(むびゅう)性の原則』に忠実だったりしていたので、相手にされるのはどうしても問題がありそうな胡散臭い顧客が必然に多くなるのは自然の成り行きだと思いますが、そういう本質問題に目が行かなくて同業他社が行う新規事業を見て身の程の実態も知らないで手を出す役員がますます情報処理業という生業を貶めていたのではないかとも感じています。
会社の歴史として多数の会社が利害調整して集合した会社という事情もあり、社員の意識統一も十分ではなく変にプライドの高い社員がいたかと思うと、平然とごますりを行う社員とそれを喜ぶ幹部がいたりとかするのが、一般的な規律重視の日本の会社とは少し景色が違うのかという印象をもっています。そこに外資系の弁舌爽やかな能力不足の転職社員が入り込む素地が同業他社よりも大きくあり、多数入り込んで一兵卒も経験もしないし実績も上げないでも大きな顔をしていました。そうなると、社員評価は役員や管理職にべた付く、ヒラメ目社員やごますり社員にあるというような変な雰囲気が蔓延しているとも思えて、建前上の公平を声高に言う必然性が発生して変な能力判定書が出回る結果に陥っていたとも思います。
 
役所体質の顧客の基幹システム刷新開発プロジェクトは、受託した事業部は既存のまともらしくない顧客から十分な利益も得られていない中、突然他事業から振られた案件は干天の慈雨の如くのとらえたと推測しますが、私が派遣社員の時に作成したプロジェクト評価書を紐解くまでもなく、プロジェクトマネージメントに始まり技術力・問題解決力・判断能力・折衝能力等々について問題があり、顧客からは「騙された」という評価も後ほどあったのを成功したプロジェクト案件と評価できるのかいう課題を、受託した事業部や関連した部署は正当に議論や評価していないと想像しています、尤も評価出来る程の能力も無いとも想像できるので致し方ないとも思えます。そうなると、身の程も知らず基幹システム刷新を受託したとも言えて、新しい基幹システムが現在でも何か障害が発生しているとすると全ての理由はそこにあると思えます。
 
この基幹システム刷新プロジェクトの失敗原因を個人能力の理由にするのは簡単です。
プロジェクトマネージャーは何を根拠に提案時にプロジェクト見積費用を作成したのか全く不可解で単に用意できそう人数を期間で積算しただけとしか思えず、それはシステム開発が進捗する度にプロジェクトは延長し費用は追加増大されて、最終的には競合先の提案費用を超えて、顧客の担当部署の面子を丸つぶれにしたと想像しています。
役所体質の顧客に年に年始しか訪問しない受託した事業部の役員や管理職は、常識通りの会話をされて顧客との関係は良好と思い込むほどの能力程度ですが、自分に不都合に事態が発生した時は矢のように突然現れて顧客側に全て問題があると主張する資料を堂々と提出するという、顧客を怒り心頭にさせ会社関係を平気で壊すようなことを仕組んでいました。
システム開発のプロジェクト問題が多発してから顧客からメールが毎日飛んできたのを受けた営業窓口の部長は、顧客を一度でも訪問して顧客の不満を聴取する事も無く、受託した事業部に毎日メール転送していました、自身の能力を超えていた問題であると告白するような事もあったのですが、そこには自社利益優先という思想が裏にあって顧客のことはどうでもいいと思っていたと想像しています。
同時に、こういうプロジェクトを野放しにしていた管理職や役員は、普通なら顧客関係悪化を心配して顧客役員や幹部と内々顧客内事情探査のために聴きに行くと思うのですが、この時は役員が顧客の役員に内々面会に行ったのはプロジェクト成功のために追加エンジニアが必要ですといって余剰社員を売りつけたという普通には信じられないような事がありました。この役員は本番後の障害発生釈明には一度も顧客役員を訪問してのではないかと推測しています。
役所体質の顧客の基幹システム刷新プロジェクトは今から5年も以前に始まり3年半もかかったプロジェクトですが、私自身はかかわった事件の関係者の一人として考えているので、役員から始まり管理職・担当者までが普通では考えられぬ行動をさせた背景とは如何なるものかという、真実の究明は尽きぬかも知れないと思っています。