システム開発に限らず、情報システムに関する多種多様な億円クラス以上の規模以上の仕事をこなすうえで何が必要なのかというのをつらつら考えるに、色々なご意見がある中で一つには覚悟というものが必要であると感じています。
役所体質の顧客の情報システム刷新のシステム開発では受託した事業部の技術スキルが低い事が致命的ではありましたが、同時に受託したシステム開発という仕事に対する覚悟が無くて安易に受託したという事もプロジェクトがまともに終われなかった理由では無かったのかと思います。どんな困難が待ち受けようとも当初の計画通りやり遂げるという強い意志があれば、途中で計画を変更することもなかったと思います。
自身の技術レベルを正確に認識もしないで、受託した仕事の大半を外注に丸投げし、外注のスキルが低いので計画通り出来ませんというような言い訳が社内ではまかり通っていたのではないかと思います。
システム開発の出来栄えについては受託した事業部が技術担保すべき問題であり、外注に仕事を分担させるのは補助手段に過ぎないという、仕事をする上での基本的常識が無い事も露見してしまっていたと思います。
システム開発を受託した事業部ではシステム開発の中身を十分理解も出来ないところに、受託したシステムの業務を外注任せにしていたのは、外注会社の業績貢献のために仕事をしているような事ではなかったかと想像をすると何とも不思議に思えてなりません、会社ぐるみで裏で何かがあったのかという妄想も働きました。これに関連して思い出す出来事が何度もありました。システム開発を受託した事業部は何か外注業者に弱みでも握られているのかも知れないと思ったのは、プロジェクト進行中に外注会社のシステムエンジニアと称する外注会社の担当者が相当にひどいへまをやらかした時、顧客から事実を指摘されてもシステム開発を受託した事業部のプロジェクトマネージャーは悪びれもせず平然と対応していた事も何度もあったからでした。
システム開発プロジェクトではシステム開発範囲変更され工期が延期されるなど、提案書で述べたシステム開発とはまるで異なるプロジェクトが実行された理由の一つに、最初に述べた覚悟が無かったという事が大きいのではないかと思います。システム開発の色々な段階で進捗状況に覚悟を持って臨んでいれば、何故計画通り成果が出ないのかというのは工期の終了前に分かる筈であったと思えます。覚悟は同時に責任感をも管理者や役員が持つものだと思いますが、システム開発を受託した事業部の管理者や役員には金勘定ばかりに目が行って、システムの開発内容や実態に責任を持つという事には興味さえなく他人事で、全て担当者任せにして社内で変な噂でも立たなければ良しとするというご都合主義の姿勢では無かったと想像しています。
覚悟があればシステム開発は提案書の通りに誠実に完工させるという意思が現れて懸命に頑張ると思いますが、システム開発を受託した事業部は覚悟も無く普通のルーチンワークでもやるように安易に考えていたらしく、過去の自身の仕事の前例通りに外注会社に丸投げしてやり過ごそうとしたのが、この役所体質の顧客の基幹システム開発プロジェクトの結果になって表れたのではないかとも思えます。