最後の大仕事になる筈だった、役所体質の会社の基幹システム開発については経験豊富である私でさえ初めて経験するような事件が多かったので、詳細は以前に書いたブログに譲るにしても衝撃のの事実が次々と発生したので書くことは尽きないという風に感じています。
システム開発を始めてから1年後位に、システム開発の仕事の仕方について危険を察知した顧客から、毎朝7時には出社していた私に対して、午前7時から8時の間に電話が毎日のように掛かって来て、私に開発を担当しているメンバーを交代させて欲しいという事を言われ続けた時期がありました。
システム開発を受託していた事業部は一度捕まえた案件を逃すはずが無いのは、自らしている仕事に対して顧客がどんな風に感じているという事には無頓着というよりも無関心で、自が正しいという宗教にも近い考え方で仕事をしているので、他人が割って入る余地は無いのを承知していた事もあり、顧客からの要望にはとても応えられないという説明を毎日していました。会社自体も顧客優先では無く、自社利益優先思想が充満しているので、そういう事情もあると言わざるを得ませんでした。システム開発が終了後、顧客役員から騙されたという評価が出たので、この時の顧客の某社員の判断は正しかったという事が証明されたのかと思っています。
顧客の弱みに付け込み、詐欺まがいの事をしでかしたのは、綾会社の伝統を受け継いでいると社内で何時も寝言みたいに言っていた役員でした。私が嘱託社員の契約を切られた時、私が20年にもわたる顧客との関係で何とか派遣社員にでもと採用を頼み込んだのを知った件の役員が、システム開発について何も知識の無い顧客役員に対してシステム開発の品質向上につながると称し、おためごかして常駐社員派遣を自ら売り込んだものでした。内実は、社内で引き取り手の無い社員の就職先を斡旋しただけの事でした。
派遣費用も常識を超えてべらぼうでしたが、その常駐社員がやっていた仕事は、元々システム開発品質向上には何の役にも立つスキルや経験が無いので、結果としてシステム開発を受託した事業部の一部を担当することになり、単にシステム開発費用を増大させただけに終わったのでした。顧客の負担する当初費用に加えて更に追加費用を申し渡したような形となり、これが役員のやる仕事かなと疑問どころか、会社としての非常識さを露見させたともいえると感じていました。私がプロジェクト会議でその常駐社員の資料の不備を指摘すると烈火のごとくに怒るだけという、スキル不足も如実に表れていましたが、それよりも良好な対人関係が作れないので、普通に顧客の仕事を担当することさえ出来ないのではないかという風に感じていました。
同様に、顧客への提出書類について言えば、システム開発を受託した事業部では不思議な事に自身が作業した仕事に対する報告書や各種提出資料一覧が纏められなくて、一時は私が整理したこともありました。一覧だけでなく、その提出資料の内容を読むと矛盾とか誤りが散見しているので、修正にも非常に手間がかかりました。
自ら行う事は正しいとだけ言う、システム開発を受託した事業部のした仕事は、システム開発作業したシステム内容に留まらず、何をすべきかが自ら理解していなかったのではないかと言う風に理解をせざるを得ませんでした。どう考えても変だなと思われるような誤りに対しても決して謝ることは無く、修正すればいいのでしょうという態度でした、信じられませんが事実です。
この会社はシステム開発という仕事をしている職種の筈だと思っていましたが、こういう断面で見せられた社員の姿勢は、果たしてシステム開発という仕事の内容を理解しているのかどうか疑わしいと推測されて、会社としての信用性にもつながる問題だろうと思っていました。