子会社で私が勤務していた事業部の事業部長とか営業部長は次々に入れ代わり立ち代わり交代していったのですが、その人物像はつかみどころのない人たちばかりであったという風に記憶しています。所詮サラリーマンでやっていますというのが根底にあって、自らが業績に貢献するとかという発想は皆無で、上から言われたので何とかせねばならんというだけのことで済ましていたと見えました。
これは今でも変わらないと思いますが、会社の事業理念が希薄で行き当たりばったりなので、何で業績を上げなくてはならんのかという意識が希薄で、社員だけでなく形だけの責任代表としての事業部長とか営業部長や技術部長はサラリーマンとして形だけ従っているので、実のある業績向上なんかは望むべくもないのだろうなと感じていました。そういう中でも自らの無能を自覚しないで保身のために粉飾をしていた事業部長もいましたが、道化師のごとくと言う風にしか思えませんでした。
私が勤務していた事業部に異動してきた事業部長はどういう訳か変わり者が多かったという風に思いました。子会社は後に親会社の新規事業部を合併して新会社になったのですが、その傾向は変わらなかったように思います。子細は以前書いたブログで紹介していますが、私が二十年以上も勤務した事業部に配属された事業部長の中でも非常に真面目な人は一人二人で、そういう事業部長とは話をする機会が多かったと思いますが、真面目なだけにリスクを感じて金縛りにあって何も出来なかったのではないかと感じる事が多かったと記憶しています。
多くの事業部長は役員と仲間と類推される人たちで、配属早々から業績を口にするのははばかれるという様なレベルの人達ばかりでしたが、形を重んずる社風なので皆一様に業績の計画は右肩上がりにするのが慣習となっており、実態とはかけ離れてもカエルの面如く知らん顔をして報告していたのが可笑しくもあり悲しくも見えていました。すぐ横で社員が実務をしているので普通の人間ならば実態が分かろうと思われるのですが、社員のしている仕事が理解出来ていないというのも不思議に思えました、同時に何でこういう人達が管理者になるのかというのも不可思議に思えました。中でも外資系コンピュータ会社から転職してきた人たちは饒舌なので、何も分からぬ役員はころりと騙されるのかなという事も多いのだろうと思いました。
事業で騙されるということについえては色々な思い出がありますが、騙される側の能力不足もあり、自信過剰のためでもあったという風に感じることも多々ありました。新規事業を立ち上げても暫くするとダウンするというのは世間の波に乗っていただけの事と理解が出来ずに自らの能力で業績を上げたと勘違いをしていたせいだろうと見えていました。
一番の傑作は、パソコンでホストコンピュータの業務をできると外資系コンピュータ会社の宣伝に乗せられて本当に事業化してしまったことでした。コンピュータの機能を会社の役員や事業部長が理解できていないために安易に宣伝だけに乗せられたと思えました。最後にはユーザーに納入して仕事が出来ない事が分かって初めて使えない事が分かったようでしたが、事前に調査したらすぐに分かりそうなのに、そういう事が理解できない位にレベルが低いのだなと思って見ていました。
こういう事が繰り返し起こるのも社風と言えば言えるのかなと感じていました。