
昨日の日経新聞の書評を読んでみたら、自分の勤務していた会社とは真逆のあらすじが書いてあったのを見て、改めて自分の勤務していた会社がこの作者が言う優良企業ではなかったという事を理解しました。
一番の論点は「数字を通じた経営を過度に進めるとイノベーションの機会を見逃し、リーダーの座を新興企業に譲ることになる」と書いてあった下りでした。
私の知る限りでは、毎週数字の進捗を管理するのが管理職たるものの至上命題とばかりに、担当者に詰問するのが通例だったので、この著者の言っている数字を通じた経営が過度を通り過ぎて超過度になっていたと思いました。それ故に、やはりこの著者の書いている通りイノベーションには程遠い環境でした。管理者から言わせれば「イノベーションがどうしたって言うんだ、それよりも今期の数字達成が重要なのは当たり前だ」というのが聞こえてくるようです。そういう現象は個人とかに源を発しているものではなく、まさしく役所体質の社風だろうと思っています。
建前は顧客大事と言ってみるものの、その実困ったときには相手が悪いと開き直るのは、会社の風土がそうさせているんだろうとつくづく感じさせられていました。イノベーションなど糞くらえ精神があふれているとも思えるのでした。