平成5年5月には新宿西口のビルからコンピュータをデータセンターに移転し、本番も問題なく開始されました。1月にデータセンターのベンダーを決定してから移転するまでは実質4ヶ月ほどしかありませんでした。受け入れる私の会社は移転そのものの経験が無かったので、まずはコンピュータの移転を無事に行うことしか出来ない状態でした。
この飲料販売会社のコンピュータは、当時としては厳しい24時間365日稼働で、オペレータが2交代勤務で某ベンダーが担当をしていました。お客様の新宿オフィスにコンピュータ室があった関係もあり、情報システム部員とは信頼のある人間関係ができていました。そういう状態でしたので、情報システム部長はオペレーションの業者を変える事に非常に不安感を持っていたようでした。当面は新宿のビルでオペレーションをしていたオペレータを新しいデータセンターでそのまま勤務させて欲しいという要望が出たので、半年くらいは仕方がないけれど最終的には我が社に引き取らせて欲しいという折衝を行っていました。
移転の作業進捗を見ていても営業マンがマニュアルを作っていたりしていたので、情報システム部長が技術面で不安感を持っていたのは容易に想像ができました。そういう意味では私も同感でしたが、自分の会社の立場を考えれば早めに業務交代させて欲しいという事情もありました。
データセンターではオペレーションの受け入れ準備としてオペレータ要員を配置していましたが、最初は横に立って見ていても何も教えてくれないという連絡がデータセンターの管理者から入りました。仕方なく、飲料販売会社の情報システム部長に申し出て、某ベンダーにオペレーションを指導してほしいと申し出たものの、現場では仕事をとられる立場にあったせいかなかなか教えてくれないという状態が解消されませんでした。
この飲料販売会社のオペレーションの一番の特徴は、大量の請求書や葉書を印刷するのが主業務で、請求書は余りに大量で厚さが10から15センチ単位になるので、糊付け機で片面を固めるという特殊なものでした。これは電子帳票になるまで続き、コンピュータ室には糊の独特のにおいが漂っていました。
普通の会社で行われている、オンライン業務と経理の仕組みは朝から晩まであり、そのほかにデータ入力の仕事もあり多岐にわたっていました。
私はデータセンターにコンピュータを移設してから3ヶ月ほどしてから、情報システム部長にデータセンターに入る条件としてオペレータの業務移管があったのでお願いしたいという申し出をしました。情報システム部長は安定しているオペレーション業者を変える事には非常に慎重でしたが、最終的には年末にかけて切り替えるという判断をしてもらいました。その代わり遺漏の無いようにとのことで、重複してオペレーションをするという条件を出されました。当然その重複期間のオペレーション費用は無償ということでしたが、引き受ける側は金よりも早く引き継ぎを得たいという事で一心だったので、社内での了解も容易でした。
この時の情報システム部長は独り言で「入居条件ねえ・・・」と言って無言で何かを考える様子が脳裏に残っているのは、情報システム部長としては相当に悩んだことなのだろうと思いました。
オペレーションの業務移管が決まると、某ベンダーのオペレータも覚悟を決めて業務内容を教えてくれるようになりました。相手の立場も理解できたので少しは申し訳ないような気持ちでした。当然ながら会社の連中にはそういう気持ちは全く無くて、当然であるというような感じでした。
某ベンダーのオペレータの仕事の終了日、データセンターのエントランスでオペレータ業務の責任者とばったりと出会いました。その当人からは「ご迷惑をかけました」と皮肉を込めて言われたのが何とも言えず忘れられません。、飲料販売会社からは絶大なる信頼感をもって仕事をしていたという自負が、第三者によって仕事を断ち切られ、打ち砕かれて無念というものがあったように感じました。
こういう事情でオペレータの交代があったので、何かミスをしたときの情報システム部長の怒りがきつかったのは当然だと思いました。
この飲料販売会社のコンピュータは、当時としては厳しい24時間365日稼働で、オペレータが2交代勤務で某ベンダーが担当をしていました。お客様の新宿オフィスにコンピュータ室があった関係もあり、情報システム部員とは信頼のある人間関係ができていました。そういう状態でしたので、情報システム部長はオペレーションの業者を変える事に非常に不安感を持っていたようでした。当面は新宿のビルでオペレーションをしていたオペレータを新しいデータセンターでそのまま勤務させて欲しいという要望が出たので、半年くらいは仕方がないけれど最終的には我が社に引き取らせて欲しいという折衝を行っていました。
移転の作業進捗を見ていても営業マンがマニュアルを作っていたりしていたので、情報システム部長が技術面で不安感を持っていたのは容易に想像ができました。そういう意味では私も同感でしたが、自分の会社の立場を考えれば早めに業務交代させて欲しいという事情もありました。
データセンターではオペレーションの受け入れ準備としてオペレータ要員を配置していましたが、最初は横に立って見ていても何も教えてくれないという連絡がデータセンターの管理者から入りました。仕方なく、飲料販売会社の情報システム部長に申し出て、某ベンダーにオペレーションを指導してほしいと申し出たものの、現場では仕事をとられる立場にあったせいかなかなか教えてくれないという状態が解消されませんでした。
この飲料販売会社のオペレーションの一番の特徴は、大量の請求書や葉書を印刷するのが主業務で、請求書は余りに大量で厚さが10から15センチ単位になるので、糊付け機で片面を固めるという特殊なものでした。これは電子帳票になるまで続き、コンピュータ室には糊の独特のにおいが漂っていました。
普通の会社で行われている、オンライン業務と経理の仕組みは朝から晩まであり、そのほかにデータ入力の仕事もあり多岐にわたっていました。
私はデータセンターにコンピュータを移設してから3ヶ月ほどしてから、情報システム部長にデータセンターに入る条件としてオペレータの業務移管があったのでお願いしたいという申し出をしました。情報システム部長は安定しているオペレーション業者を変える事には非常に慎重でしたが、最終的には年末にかけて切り替えるという判断をしてもらいました。その代わり遺漏の無いようにとのことで、重複してオペレーションをするという条件を出されました。当然その重複期間のオペレーション費用は無償ということでしたが、引き受ける側は金よりも早く引き継ぎを得たいという事で一心だったので、社内での了解も容易でした。
この時の情報システム部長は独り言で「入居条件ねえ・・・」と言って無言で何かを考える様子が脳裏に残っているのは、情報システム部長としては相当に悩んだことなのだろうと思いました。
オペレーションの業務移管が決まると、某ベンダーのオペレータも覚悟を決めて業務内容を教えてくれるようになりました。相手の立場も理解できたので少しは申し訳ないような気持ちでした。当然ながら会社の連中にはそういう気持ちは全く無くて、当然であるというような感じでした。
某ベンダーのオペレータの仕事の終了日、データセンターのエントランスでオペレータ業務の責任者とばったりと出会いました。その当人からは「ご迷惑をかけました」と皮肉を込めて言われたのが何とも言えず忘れられません。、飲料販売会社からは絶大なる信頼感をもって仕事をしていたという自負が、第三者によって仕事を断ち切られ、打ち砕かれて無念というものがあったように感じました。
こういう事情でオペレータの交代があったので、何かミスをしたときの情報システム部長の怒りがきつかったのは当然だと思いました。