ビルのオーナーさんの会社のビルは私の勤務していた会社と同じ通りにあり、外観は同じタイルの色でした。賃貸ビルと自社ビルを同じ仕様で作っていたものだと分かれば納得がいきました。
この賃貸ビルで仕事を忙しくしていて10年以上もたったある時、新聞にこの会社の社長が車で自宅に帰ったところをピストルで射殺されて、車の運転手の大怪我をしたという記事が出て驚きました。その時、この会社の仕事が一部港湾関係のものがあり闇社会とのつながりは薄々感じられて、トラブルがあって恨みをかったものだろうという推測をしました。
そういう会社のビルを賃貸していることに問題はあったのかなかったのかという話は聞かずじまいだったので、社内では誰もそういう不都合なことには触れないということだったのだろうと思いました。この会社は社長射殺事件後は暫くして倒産してビルは別会社のものになったので、会社の幹部もある意味ほっとしたのではないかと思いました。
この時、自分の勤務しているビルの近くの会社でこういう事件が起きることに驚きました。普通の仕事でもトラブルはつきもので、自分の経験でも何度も事件はあったと思いました。相手が憎いと思うことが起きるのはサラリーマン社会でも普通に起きることだとは思いますが、ここまで極端な結果に至ったのはオーナー会社のワンマンのせいではなかったかと推測しました。