その一)
私が担当した新しい「CAD」というシステムの販売にかくたる成果も上げられずにいたので、商社の部長直々に新しい顧客を紹介するというので長野県上田の会社に行きました。部長とは趣味が同じだったこともあり特急電車の中では話が途切れることはありませんでした。
上田の会社では何度か話をしたのですが結果としては何も買ってもらえないということになり、折角の部長の紹介も悪い結果に終わり、後味の悪い結果になりました。
無理して顧客を紹介してもらっても必要性が無いと買ってもらえないのは、普通の家庭と同じだということを知ったのでした。

その二)
その商社の営業マンの面倒をみていたこともあり、夕方部長が私を呼んで接待してくれました。新橋の飲み屋でてんぷらが美味いという店でした。
一番の特長はなすを素揚げしてしんなりしたものを食べやすく小さく切るというもので、目の前で熱いなすに包丁を入れるのを見せてくれました。珍しいので今でも覚えております。
この部長は調理師の免許ももっており自宅でも料理をしますというので、長野行きの特急電車の中では料理についても指導をうけました。

その三)
仕事の上ではそれほどの成果がありませんでしたが、その人とは今でも年賀状のやりとりはする程度になっていますが縁の糸は切れていないようです。