その一)
お客様の接待というのは会社の施設がありそこで行う事が多かったと思います。
何かのきっかけで行なう接待は、お客様も普段には会話をしない上司に「お久しぶり」と言いながら、会話よりもただ酒に美味い料理が食えるというので、上から下まで出席していたのだと思います。
接待となれば接待する側も営業部長・課長・係長と雁首を並べて下座に座り、接待する会社の幹部との席の場所を考えるなどと色々勉強になりました。
接待というのは相手に気持ちよく酒を飲んで頂くことが目的なので、出て来た料理を見て話題にするかどうかするとか、とにかく気を遣うということも勉強しました。上司であった気の小さい課長は、事前に相手の学歴・家族情報をメモに書いてそれを見ながら話しをするというような気の使いようでした。
しかしながら、こういう接待の場所でもビジネス同様に話に流れがあるので、話の流れに乗れないと場が盛り上がりません。そういうきっかけを作れば自然にどんどんと話しが進みます。気の小さい課長は細切れに話題を出すので返って流れを止めてしまうのに気づかず、唯我独尊で自己満足しているだけでした。
私は酒が呑めないので相手には少々物足りない担当者だったのですが、段取りは仕事同様にしていましたのでお客様には満足してもらったのではないかと思いました。

その二)
営業の職場という役得でこういう接待に使う場所を職場の忘年会で使うことがありました。接待では気を遣うので料理の味なんてもんはありませんが、忘年会でゆっくりと料理を食べてみると金額に見合わず美味しく盛り付けも好いので、仲居さんについつい板さんの経歴を聞きたくなるのでした。
接待の時には緊張しているので気づかなかった庭の様子なども、忘年会の席でゆっくり見て様子を理解したという思い出があります。