その一)
人は良いがふにゃふにゃしたつかみどころの無い1年先輩の男が職場にいました。部が違いましたが一時期、小心な課長の下でお互い苦労しましたので気は合いました。
その男が昇格試験で2度も失敗して論文を見てもらいたいと直属の部長の自宅を訪問したそうです。その部長も悪い男ではありませんでしたので面倒を見たと聞いていました。
しかしながら、3度目の試験というので論文を書くのに精一杯らしく何処かへ雲隠れしてしまい、その男の奥さんから自宅に帰ってこないというので会社に電話がありました。騒ぎになるものの何処へ行ったのかは分からず、二三日して会社に出社したという結末で終わりました。そして3度目の試験も落ちたので
随分と落ち込んでいましたが、暫くして社外へ異動になりました。
その二)
私よりも先輩で社内の試験制度なんてものが建前で行なわれているのを知らないのかと思いました。会社の人事制度が枠とか上司の判断で決まってしまうのに、建前の論文で振り回せているのを見ていると、猿回しの猿の如しと感じたので覚えております。
その男も既に退職して悠々自適と聞いたときには、漸くサラリーマンの鬱陶しい世界から開放されて荷を下ろしたのかと思いました。
人は良いがふにゃふにゃしたつかみどころの無い1年先輩の男が職場にいました。部が違いましたが一時期、小心な課長の下でお互い苦労しましたので気は合いました。
その男が昇格試験で2度も失敗して論文を見てもらいたいと直属の部長の自宅を訪問したそうです。その部長も悪い男ではありませんでしたので面倒を見たと聞いていました。
しかしながら、3度目の試験というので論文を書くのに精一杯らしく何処かへ雲隠れしてしまい、その男の奥さんから自宅に帰ってこないというので会社に電話がありました。騒ぎになるものの何処へ行ったのかは分からず、二三日して会社に出社したという結末で終わりました。そして3度目の試験も落ちたので
随分と落ち込んでいましたが、暫くして社外へ異動になりました。
その二)
私よりも先輩で社内の試験制度なんてものが建前で行なわれているのを知らないのかと思いました。会社の人事制度が枠とか上司の判断で決まってしまうのに、建前の論文で振り回せているのを見ていると、猿回しの猿の如しと感じたので覚えております。
その男も既に退職して悠々自適と聞いたときには、漸くサラリーマンの鬱陶しい世界から開放されて荷を下ろしたのかと思いました。