その一)
当時私は逗子から東京へ通勤していました。元は工場勤務で工場が鎌倉にあった関係で独身寮から近場のアパートに引越していました。
国鉄は朝から動かないというニュースが報道されていましたので当日は京浜急行の逗子駅から乗車して品川まで行きました。当然京急線内は満員ですしずめでした。
問題は品川から東京までですが、仕方なく品川から三田まで第一京浜に沿って歩き、三田から丸の内までは日比谷通りを延々と約2時間程徒歩で会社に出勤したのであった。
私は9時少し過ぎて到着しましたが、その時には会社には社員は殆ど出社していませんでした。それでもお昼時には8・9割方の社員は出社して、ストライキや歩いた経路についての話で終わりでした。
この日は地下の厨房で昼飯用の弁当を作れるのかと心配でしたがちゃんと出て来ましたので、厨房要員は前日から泊り込んだのかも知れません。
総務の人間は前日から泊り込みで、貸し布団を会議室に敷いて過ごしたと思います。当時はメールなんかありませんので、回覧が配布されて対応について説明されました。


その二)
こういう経験は2日間しましたが、つくづくと鉄道輸送の有難さを感じましたので、そういう意味では良い経験をさせてもらったという気がしました。当時は未だ若かったので歩くというのにも特別抵抗も無く受け入れられたのだと思っています。