その一)
私がその会社の本社に異動して直ぐに丸の内の某ビル前で爆弾の爆発事件が起きました。ビルの前に仕掛けられた爆弾が破裂したので、狙ったビルの硝子も飛び散りましたが、反対側のビルの窓硝子も爆風で硝子が粉々になって歩道に落ちてきました。
私は外出していましたので帰社したときにそういう状況を眼にしましたが、すでに後片付けをしているような時でしたので、現場を見たわけではありません。

その二)
当時は硝子は未だ耐圧硝子ではなく普通の硝子だったので割れると先端が鋭くなりました。当然歩道を歩いていた会社の社員にも刺さって重症を負った人もいました。怪我を負った社員は入院していたという話しは聞きましたが、長期入院となってその後の安否は会社の中でも語られることもなく忘れ去られました。多分幾らかの退職金を貰って退職になったのかもかもしれません。

その三)
その20年後、今度は地下鉄サリン事件が起きました。この時は私は事件発生よりも1時間程前に事件の発生した駅を通過して、事件発生時間には会社にいましたので安全でした。
サラリーマン生活で2度の大事件を間近に見聞して、事件に巻き込まれるかどうかはほんの少しの時間の差で起きてしまうのかと時々考えさせられることがあります。