その一)
業績がいつも赤字の事業部だったせいか社員はいつも少人数の塊を作っていました。最初にこの職場にきた時には全く分からなかったのですが、夜帰る時に何時も一緒に帰るメンバーが同じなので段々とそういうものがあるのかと思いました。
当然学閥なんてものもありました。徒党を組む時に安心を得るために自分と同じものを持つ人間を選択したいもので、一番安直なのが学歴とか学校とかは分かりやすいので、自然の流れとしてそうなるものだと思います。
血閥なんてものもあり、親戚が役員だとかいう男もおり「俺は入社試験なんかなかったよ」と自慢して言いふらしていました。

その二)
それで事業部内にはそういう連中にまとわりつくコバンザメみたいな連中も出てくるわけで社員の色分けができていました。
私は酒も飲まない人に迎合するのも嫌いだ学校も関係ないというので少数派の無色でした、それが幸いしかたどうかは分かりませんが、長いこと本社に在籍できた理由だと思います。

その三)
事業部は業績が悪いので会社から見ればお荷物の事業部でした。会社としては建前として時々人事を刷新して対策しているというのをPRしなくてならないので、時々違う毛色の部長が配属されました。
当然ながらそういう人は業績を悪くしたのは前任者一派というので、罪人の如く前任者は地方の支店や営業所に転勤と言えば聞こえは良いのですが実際は島流しで、定年まで帰れない一方通行でした。