その一)
営業マンは担当する客が上客であれば苦労なく数字が稼げるのはどの企業でも同じです。後は会社毎の建前ばかりのいい加減な基準で、評価されたりされなかったりとなります。
上客というのは仲が良くて仕事もくれるという意味ですが、こういう状態のお客様というのは中々いません。

その二)
私は入社五年目と言いながらも新人営業マンとして担当する客先を貰いましたが、その貰った客先に前任者が私の悪口を言い立てて担当を元に戻させたという事件がありました。
その男はその会社にべったり入り込んでいたので、そういう状況で新人なんかに客を渡すものかということで画策したわけです。私の悪口なんて言っても、所詮新人の悪口になりますので客先も納得するものだったろうと思います。弱肉強食という事例を経験して後味の悪い思いをしました。

その三)
その男はそういう事を平気でやる人間だったせいか、ゴマすり上手で定年前には取引先の取締役で転出しました。当時は良い転職だと言われたと噂に聞きました。
しかしながら、1年後転出先の会社でその男の管理する1部署全員が他社に引き抜かれるという事件が起きたので、私は20年前の仕打ちが出たのだろうかと昔のことを思い出したのでした。
人間の行状はよくよく気をつけないと、何時かはしっぺ返しを食うものだと考えさせられた事件でした。