その一)
当時は会社は朝9時始まりでしたが、女性は当番制度があり8時頃には出社して、毎日給茶機のお茶補充とか事業部長席の拭き掃除とかをしていました。時によっては花を生けたりすることもありました。
女性は通常男性よりは早く出勤して自分の課の社員の机や電話機を毎日雑巾でふくというような水仕事をしていました。今ではとても考えられないようなことをしていました。
当然来客があれば会議室や応接にお茶を出すというのは当然のように行なわれていました。

その二)
当時は書類はワープロなんてものがありませんでしたので、契約書はタイプ室というのがあって大勢の叔母さんが一日中和文タイプを打っていました。
契約書とか色々な書類をタイプに出してもらうというのも女性の仕事でした。一番大変なのは文章に修正がでたときにタイプ室に修正をお願いする事に加え、袋綴じと言って書類を紙で綴じててある書類の修正をする時は、書類の綴じ側を水で塗らして剥がし取り修正した頁を挟み込んでから再び袋とじをするという大変根気のいる仕事をしていました。
ワープロができてからは契約書等は極めて簡単に作成・修正ができるようになり、その便利さを一番享受したのは事務担当の女性達ではなかったでしょうか。ワープロが普及すると文字を打つのも男性が行なうようにもなりましたので、事務機器の発達が仕事の内容に変革を齎した時代だったと思います。