Q.突然本社から職場に「携帯電話持込み禁止」の通達がきて社員が怒っています | 社員の『やる気スイッチ』を”ON”にする方法

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こんにちは。


先日あるラーメン屋でラーメン定食を注文し、辛子高菜が食べ放題だったので、白ごはんと一緒に大量に食べた結果、数時間後トイレでお尻がヒリヒリして後悔している社労士のみつながです。

辛子高菜って本当に美味しいのですが、あまり食べすぎると後で大変な事になるんですよね。皆さんも気を付けて下さいね。



では、今日の相談です。


Q)製造業の会社で、地方の工場の責任者をしています。
先日東京の本社から突然1通の通達がメールで送られてきました。その内容は、「個人の携帯電話を職場に持ち込むことを禁止する」と言うものでした。


その理由として、企業機密情報の漏えいを防ぐ、就業時間中の業務に集中するなど、10項目程記載されていました。

2か月後から営業を除く全ての部署で行い、作業前に各自のロッカーに私物と一緒に携帯電話も置いて、職場に入ることを徹底するとも書かれていました。

仕方なくその通達内容を工場で働く全社員に伝えたところ、物凄い反発・不満が続出しました。

情報漏えいについてはレンズにシールを張ったり、業務に集中する事については、作業中特別の要件(家族からの緊急連絡など)が無い限りは、携帯を触らない事を徹底するなど、一つひとつの項目ごとに改善内容を用意し、本社に提案しましたが受け入れてもらえませんでした。


このルールによって今後社員のモチベーションが低下するのではないかと大変心配しています。何か良い解決策は無いでしょうか?



A)まず携帯電話を持ち込み禁止にしている会社は世の中にたくさん存在します。IT技術が発達した現代では、それぐらい管理を徹底しなければ情報漏えいはもはや防げないのでしょう。


その意味では、今回本社が下した決定は当然の事と考えられます。

そして、社員側も携帯電話を持ち込むリスクを理解しているでしょう。その上で反発が強まっているのは、「携帯電話のない不便さ」に心理的ストレスを感じているからだと思います。

よって、まずあなたが行わなければならない事は、携帯電話がない事によって実際どのような不都合が生じるのかをきちんと調査することです。そして、その不都合を一つひとつ丁寧に潰していく必要があります。

もし工場単独で実行することが難しいのであれば、本社に協力をお願いするのも良いでしょう。


こうして初めて社員のモチベーションを下げることなく、このルールが職場に定着する事になります。

一方で、会社の就業規則に守秘義務の規定はあるか、情報漏えいが起こった場合、懲戒解雇や損害賠償の規定は整っているかを確認する事をお勧めします。もし就業規則に不備がある場合は、本社に連絡し規定を整えましょう。


また、せっかくの機会ですから、社員とコンプライアンスについて話し合いの場を設けてみるのも良いかと思います。





最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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