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パーキングロット

来週末に結婚を控えた友人と独身最後旅行に出掛ける二人が、旅先で出くわす


人間ドラマと主人公の心の動きを題材にした映画を観ました。


主人公は、結婚前の友人の独身最後の1週間を、ひたすら、食事やゴルフに


興じようという、やさしい男っぽい性格なのですが、旅先には、自分が2年前の離婚以来、


結構気になっていたウエイトレスのいるワインレストランに行くなど、結構、


自分探しな人でもあります。




主人公の二人は、つまり、自分を見つめなおす旅に出ているんですが、


まあ、脇道にそれて、思うがままに時間を過ごすわけです。



普段の生活に追われていると、そのフォーカスが過ぎて、他のアプローチや、


あるいは視点をどうしても忘れがちですよね。



この映画で、そのことに気づかされました。



今の考えは、正しいのだろうか。


これ以外の道はないのだろうか。



高速道路に例えるならば、時にはパーキングに入るということでしょうか。


たまには、横道にそれて、景色でも見ながらちょっと落ち着いてみることが


必要です。



物事は、一様ではないのですから。

刺激は思考を加速します

昨日、結構下の世代の友人とブレストしました。


彼は同世代の中でも、かなりユニークな個性を発揮していると思う人で、


定期的に作戦会議をする人です。


昨日も、お互い自由にあれやこれやと世間話やビジネスアイデアの


交換をしました。



それにしても、刺激ってのは、何かとの交換なんですよね。


出して、入れるから、刺激は、脳に作用するってことです。


思考は一人でも可能ですが、やはり、相手がいると加速します。


体感する時間は、反比例。これも改めて実感しました。




人生も同じようなものなのかな、と思います。

この商売はどうなるだろう その⑥ スタバ

この10年で、ここまで喫茶店を駆逐するとは思いませんでした。


急先鋒であったこと疑いない、スタバ。さらには、タリーズ、エクセシオール、ドトール、セガフレード、


他にもマクドナルドなどのファストフードもこぞってコーヒーの商品改善をしましたね。


業界スタンダードとなるブランドの影響度が伺えますよね。




出身国アメリカでは既に出店ペースや事業の成長ペースが鈍化しており、ゆえに、


グローバル展開が至上命令となっていると聞いています。


さて、日本では既に1000店舗に届こうかという規模だと記憶していますが、


お客様にとってこのブランドはどうなっていくんでしょうかね。



既に、ロイヤルなお客様にとっては、アリーマイラブよろしく、毎朝のカフェラテと


なっていて、これがないと始まらない!ってなってるんではないでしょうか。


1杯約400円。


イタリアのカフェのように、とはいかないかもしれませんが、


僕がこれからに期待するのは、カフェ文化を創り出すぐらいのブランドとして


事業を推進していって欲しいということです。


チャンピオンブランドとして、次のカフェのあり方を提示するぐらいの


提案性に期待します。



スタバらしい出会いがあるといいな、と思っています。

この商売はどうなるだろう その⑤ エビスビール

今日はエビスビールの話しです。


http://www.yebisubar.jp/


ビール業界は、この数年、発泡酒や第3のビールなどの商品が
世の中に出てきて、ビール自体の売り上げの減少を補っているような状況です。

あれは、そもそも酒税改正や、消費者のビール離れを食い止めようと
各社が開発投入した分野ですが、そうはいっても、ビールの分野でも
堅調に売れつづけている銘柄=ブランドがあります。

それがエビスビールです。

売れている理由は何でしょうか。

玄人筋によれば、他のビールよりも味わいが深く、少し高い価格設定で
あるプレミアム感、そして、広告宣伝の影響でしょうか、気品ある店で
気品ある人たちが飲む印象である、とのこと。

つまり、
商品力があるブランドで、売るマーケティング努力(例、チャネル戦略、広告戦略など)

をしている、という至極「まっとうな」ビジネスだということではないか、と。

その中でもポイントは、ターゲット戦略だと思います。

明らかに「誰に」買ってもらいたいか、を明確に絞って、選別していることが

マーケティング活動全般から伺えます。

ドライや一番絞りなどが一億日本人ターゲットしていると思われるものと

一線を画していますよね。

とすると、最近ダイエット志望のターゲットを絞って販売しているビールや発泡酒は

どうなのか、という疑問に至ります。

そもそも、アルコール飲むのにダイエット?

その二律背反的な組み合わせに、僕は乱暴さ、というか本当にニーズがあると

見切ったのか、と疑問を呈します。

ということで、明らかなニーズを見込み、しかも絞ったターゲットに対する

売り方のマーケティング的な工夫も継続しているエビスビール、

死角はないのでしょうか。

黒を出すなど、しっかり新たな挑戦も忘れない。

なさそうだな、マーケティング的には。

次の課題は、エビスブランドというよりは、サッポロビールとしての

成長事業をどう創るか、ということかもしれません。

ということで、近いうちにサッポロビールで考えてみたいと思います。

来月はケーススタディをなるべくしてみたいと思います。

色々と考えてみたいと思っています。

クリーン、オネスト、ビューティフル

「人は仕事で磨かれる」 伊藤忠の丹羽さんの著書です。 以前も紹介しましたが、読了しました。 彼の性格が非常によく伝わってくる著書でした。 彼のような上司と働く人たちは恵まれているなと感じました。 クリーン、オネスト、ビューティフル。 彼の信条を簡潔に、メッセージとしてまとめるとこうなるそうです。 ビジネスはこれらが全て。 同感です。 志。 日常のビジネスにおいて忘れがちな、この大切な気持ちを 思い出させてくれました。 クリーン、オネスト、ビューティフル。

この商売はどうなるだろう その④ ユニクロ

このブランドは、実は復活しかけているんですよね、ビジネス的には。 ただし、自分たちが掲げた目標にはちょっとまだキャッチアップしていない。 それが先日のトップ交代の理由であると報道されています。 お客様はどうか。 僕は時々近所のユニクロ覗くのが習慣になってます。 週末の昼間にも関わらず、割とまばらでした。 2010年には、売上1兆円企業グループになるという目標を掲げています。 そのうち約6割強をユニクロで達成するそうです。 今から約2倍です。 お客様には、何を提供してその価値を認めてもらうのか。 僕にはその戦略が見えてきません。 お客として店舗に行っても、それを感じることはまだできません。 それを感じることになったら、ユニクロは本当のブランドになるのになー、と 昔っから思いつづけてます。 そういう意味で、まだブランドとしては強いブランドとは言えないと思います。 みんなのカジュアル、かつてユニクロはそう語っていました。 であれば、その路線を改めて見直して、新しい取り組みを明確にすることも 必要なのではないでしょうか。

恋愛の必勝戦略

あると思いますか?


あったらいいですね。


僕の考えでは、必勝はありません。


ただし、勝つ可能性を高めることができるのが、マーケティングだと思っています。


つまり、結構勝つ、戦略ならあるかな、と。



でも、相手も自分も皆がハッピーになるのが、本当の勝利ですよね。


青臭いかもしれませんが、僕の本気のマーケティングは、そういうことです。


ある人からコメントいただいて、今日はそんなことを考えました。




いかにも夏らしい、でも、なんだか日本じゃないみたいな夏の一日でした。

マーケティング発想で部下を育てるメリット その②

前回メリットについて書き忘れてました。。。。


それは相手が心を開く、ということです。


開きたくなる、と言ったほうがあてはまってるかもしれません。


自分の話しを聞いてくれる人に対して、人は心を開くもの。



心を開いてもらった後は、あとはもう、そりゃあ、アナタ次第ですよね。


僕も最近、話しを聞くことに、ほんと腐心しています。そりゃあ、もう。


マーケティング発想で部下を育てるメリット

マーケティングは、お客様あるいはその候補に自社の提供商品やサービスを 選んで購入してもらうためのツールである、と僕は考えています。 こうしたツールは、また、人のマネージメントにも活用できますよね。 しつこく何度もブログで書いていますが、マーケティングは恋愛である、と僕が 説く理由です。 自分の部下や、あるいはパートナーに対して、何かを求めるということは、 相手にしてもらいたいことを伝えて、理解してもらって、そして、行動にうつしてもらうこと。 ここで恋愛から学べることは、やっぱり、相手あっての恋愛、ってことですよねー。 自分の気持ちばっかり伝えても、よほどのいい人でなければ、一方通行になってしまって、 気持ちが伝わるなんてことは、ゆめゆめ期待できません。 だからこそ、部下といえども、まずは、聞く。 しつこく、相手の意図に耳を澄まして、何が彼の、彼女の気持ちなのか、をきちんと受け取る。 全てはそこからだよなー、と最近、ほんとよく思います。 ちなみに、これは相手が上司であっても、全く同様にあてはまります。 上司だと、聞くという行動が、自分の意見をもたない部下、という誤解に転ずる リスクがありますので、それだけは気をつけたいですが。。。笑