引用2
「世界が彼らにとって合理的に動いているときに
影響を及ぼしてくれと頼んでくる人々はほとんどいない」
読んでいると、当たり前すぎてそのまま流れてしまうのだが、
読み返してみると、合理的に動いていないから影響を及ぼしてほしいと
依頼してくるものだということになる。
しかし、実際に問題解決をするためにクライアントとヒアリングをしていると、
彼らは、状況について合理的に動いているように説明しがちである。
また、当方も、ヒアリングにおける緊張などで、
合理的な仕組みで動いているように受け取ってしまう。
とすると、ヒアリグを通じて問題や課題が見えてこない。
多少の問題や課題はあるが、彼らが合理的な動きをしていないようなものは、言葉としては聞こえてこない。
しかし、音楽が正常でなかったり、行動に不可解な点があったりすることを、経験を通じて理解した。
また、彼ではなく彼らであるし、合理的かどうかは世界が動くことである。
つまり、ここで扱っている合理性は、
一人の合理性ではなくて、複数人の合理性であるし、
極小な対象ではなく、世界的な対象への合理性なのである。