2050年の望ましい日本社会を想像しながらの日々

2050年の望ましい日本社会を想像しながらの日々

2050年の望ましい日本社会を想像し、その実現に繋がる何かを考え、感じ、思う日々をメモします。

「ベーシックインカム」という言葉は、もはや珍しいものではなくなりました。

一方で、それがどのような制度として構成され、どのような法的枠組みを持ちうるのかという点については、議論が十分に共有されているとは言い難いのが現状です。
 

今回紹介するのは、
「ベーシック・ペンション法(生活基礎年金法)」2022年版法案試案を、
シリーズ記事から一つにまとめ直した集約・改訂版の記事です。
 

この構想は、
・最低限の生活保障を
・一時的な給付や政策スローガンではなく
恒常的な制度としてどう設計するか
という問題意識から出発しています。
 

2022年版では、
従来の社会保障制度や年金制度との関係を意識しながら、
「生活保障を担う基礎制度」としての位置づけをより明確にし、
法案という形式で書き切ることを重視しました。
 

記事では、
・制度の基本方針
・用語や概念の定義
・制度の目的
といった、法案の骨格部分を中心に整理しています。
 

なお、本稿には比較のために、
**2021年時点で構想された第一次法案(試案)**も併せて収録されています。

制度設計がどのように整理・修正されてきたのか、
思考の変遷を追える構成になっています。
 

「生活保障をどう語るか」ではなく、
「生活保障をどう“書く”か」

その試行の記録として、読んでいただければと思います。
 

▼ 本文はこちら
 

「生活保障」という言葉は、
しばしば給付額や制度の是非といった“政策論”として語られます。
 

しかし、そもそも生活保障とは、
国家が国民に対して負う基本的人権の問題ではないのか

この問いから出発したのが、今回紹介する記事です。

本稿は、2020年当時に書いた複数の論考を整理し、
「日本国民の基本的人権に基づく生活保障」構想として
一つにまとめ直した集約記事です。
 

ここで試みているのは、
ベーシックインカムを「新しい給付制度」としてではなく、
生活保障を担う基礎制度=生活基礎年金法(私案)
という形で構想し直すことでした。
 

制度の完成形を提示することよりも、
・なぜ生活保障を人権として捉えるのか
・既存の社会保障制度とどう接続し得るのか
・制度設計の出発点はどこに置くべきか

そうした思考の整理と問題提起に重きを置いています。
 

のちに、
2021年・2022年と構想を更新していくことになりますが、
その原点となる考え方は、すでにこの2020年版に含まれています。
 

「制度をどう作るか」以前に、
何を原理として据えるのか
その問いに関心のある方に、読んでいただければと思います。
 

▼ 本文はこちら
日本国民の基本的人権に基づく生活保障のための生活基礎年金法(私案)―― 2020年時点の構想・とりまとめ版 - シン・ベーシックインカム2050論

ベーシックインカム(BI)という言葉は、
近年ますます多く使われるようになりました。
 

けれども、その議論を追っていくと、
「同じBIを語っているはずなのに、なぜ話が噛み合わないのか」
と感じる場面が少なくありません。
 

その理由は、制度の細部ではなく、
BIを支えている思想そのものが異なるからです。
 

自由を最大化するためのBI。
再分配と包摂を重視するBI。
国家介入を減らすためのBI。
労働中心社会を問い直すためのBI。
 

海外では、こうした異なる思想潮流が重なり合いながら、
ベーシックインカム論が発展してきました。
 

今回の記事では、
海外の研究者や代表的な議論を手がかりに、
ベーシックインカム思想の系譜と分岐点を整理しています。
 

「BIは有効か、無効か」という単純な問いではなく、
「どの思想に基づくBIを、何の目的で論じているのか」
その視点を共有するための記事です。
 

少し長めですが、
ベーシックインカムを本気で理解したい方には、
一度じっくり読んでいただきたい内容になっています。

⇒ 海外ベーシックインカム思想の系譜|海外BI研究者・文献を読み解くための6章ー第2章 - シン・ベーシックインカム2050論

 

ベーシックインカム(BI)を語るとき、私たちは無意識に「財源はどうするのか」「なまけものが増えるのではないか」という問いに絡め取られます。

しかし、現代BI論の父、フィリップ・ヴァン・パリースが1995年に世界に突きつけたのは、そんな次元の議論ではありませんでした。
 

彼は、仕事(ジョブ)そのものを「持てる者が占有する稀少資産」と再定義しました。
高賃金の職に就ける幸運な占有者が、その機会を持てない非占有者に「配当」を支払う。
これは施しではなく、社会的な「清算」である――。

このコペルニクス的転回こそが、BIを「慈善」から「正義」へと変えたのです。
 

本稿では、パリースの膨大な知の体系を紐解きながら、彼が描いた「リアルな自由」が、なぜこれからと近未来の日本において決定的な意味を持つのか。

そして、彼の「美しすぎる理論」が沈黙している、人間心理の脆さという「限界」について、真正面から切り込みます。
 

「働かなければ生きる価値がない」という近代のOSを書き換えることはできるのか。
巨人の肩に乗り、その先にある景色を共に展望しましょう。

⇒ 現代BI論の「父」フィリップ・ヴァン・パリースによる、リアルな自由|「現代BI論を築いた12名の知性」シリーズ(第1回) - シン・ベーシックインカム2050論

終活って、どこから手を付けるべきか迷いがちです。

この総括記事では、エンディングノート、生前整理、医療・介護、相続、葬儀、そしておひとりさま対策までを「8ステップ」で整理し、必要なところに戻れる“地図”としてまとめました。

状況によって最短ルートは違います。だからこそ、全体像があると迷いが減ります。

これから始める方も、途中で止まってしまった方も、必要なところから読み直してみてください。

当記事は、こちらから
⇒ 望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ|8ステップ総括、補足とまとめ - Life Stage Navi

ベーシックインカム(BI)という言葉は広く知られるようになりましたが、
その思想的背景や制度設計まで、きちんと理解している人は多くありません。

今回紹介する記事では、
ガイ・スタンディング著『ベーシックインカムへの道』をもとに、
13本の記事を統合し、BIの全体像を一つの流れとして整理しています。

・なぜベーシックインカムが必要とされるのか
・従来の社会保障と何が違うのか
・「働かなくなる」という批判は妥当なのか
・制度として成立する条件は何か

こうした論点を、思想・制度・現実社会の文脈から丁寧に読み解いています。

ベーシックインカムを
「理想論」でも「流行語」でもなく、
社会構造の問題として捉え直したい方におすすめの記事です。

▼統合考察記事はこちら
ガイ・スタンディング著『ベーシックインカムへの道』を読み解く|13記事統合による全体像と核心 - シン・ベーシックインカム2050論

2010年代、終活が一気に“社会の共通テーマ”になっていった時期がありました。

樹木葬、海洋散骨、納骨堂、墓じまい、無縁墓、直葬…。

当時の報道や出来事を追うと、単なる流行ではなく、家族形態の変化や「子に負担をかけたくない」という意識が、弔いの形を押し動かしていたことが見えてきます。
 

今回は、2015〜2018年に別サイトへ投稿していた終活関連記事を、重複を整理しながら統合した“アーカイブ回”としてまとめ直しました。

※価格やサービス内容などは現在と違う可能性があるため、最新の実務は本編ステップ記事も併せてご参照ください。
 

「今の終活」を考えるために、まず「始まりの空気」を一度見直してみませんか。
⇒ 望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ【番外編】:2010年代の終活ビジネスとお墓事情|樹木葬・散骨・無縁墓・直葬の変化 - Life Stage Navi

開始したWEBサイト、シン・ベーシックインカム2050論の新たな論考シリーズとして、海外のベーシックインカム論を牽引してきた12名の知性を取り上げる連載を始めました。
 

なぜ、これほど優れた思想が、未だ世界のどこでもシステム化されていないのか。
 

「生存および労働の義務」という規範からの解放を問い直すと同時に、各思想が抱える論理的な欠落や、現実社会の構造的な壁についても、全13回にわたり考察・検証を進めていきます。
 

まずはそのロードマップとなる「序論」を公開しました。

2050年の日本を展望するための、長い旅の始まりです。
⇒ 【シリーズ序論】現代BI論を築いた12名の知性|海外の源流とフロントランナーを辿る旅へ - シン・ベーシックインカム2050論

終活は「いつか」の話ではなく、生活の設計図を整える作業だと感じています。

とくに“おひとりさま”の場合、いざという時に頼れる人がいないことが、そのまま不安になります。
 

今回まとめた記事では、気合いのいる立派な終活ではなく、
①日常の備え(健康・住まい・お金)
②身辺整理(モノと情報の片付け)
③任意後見・死後事務など「託す仕組み」
という順に、「現実に困りやすいところ」から整理しました。
 

大げさな準備は必要ありません。

でも、連絡先が決まっていない/書類が散らばっている/希望が伝わらない――

この3点だけで、残される側の負担は一気に増えます。
 

記事の最後には、やる/やらない、確認済/未確認で進められるチェックリストも置きました。

「全部やらなきゃ」ではなく、未確認を可視化して一つずつ潰すためのものです。

この記事は、こちらから見て頂けます。
⇒ 望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ:第8ステップ|おひとりさまの終活 - Life Stage Navi

終活というと、エンディングノートを書いたり、遺言書を作ったり、財産を整理したり……
「個人の作業」のように思われがちです。

でも現実には、介護・医療・葬儀・相続の局面では、本人が動けないことも多く、家族は短時間で判断と手続きを求められます。
既に本人はいない場合も。
 

だからこそ大切なのは、準備そのもの以上に、“家族が迷わず動ける状態”を先に作っておくこと

この視点でまとめたのが、終活8ステップの第7ステップ「終活と家族コミュニケーション」です。
 

記事では、次のような点を具体的に整理しました。

・家族会議が必要な理由(揉める前に“確認”する)
・話し合いを堅苦しくしない工夫(LINEやSNSの活用)
・遺言書/エンディングノートを「どう共有するか」
・介護・医療・葬儀の希望を、家族が判断できる形にしておく方法
・キーパーソン(動く人)と役割分担を決める考え方
 

終活は、完璧を目指すほど止まってしまいます。

まずは「未確認」を見える化して、できるところから埋めていく。

それだけでも、家族の負担は確実に減ります。
 

よろしければ、記事本文で紹介している各ステップ(1〜6)も、必要なところだけ参照しながら読んでみてください。

“今すぐやること”と“後で決めること”が整理できるはずです。

この記事は、こちらから確認頂けます。
⇒ 望ましい高齢生活を送るための終活8ステップ:第7ステップ|終活と家族コミュニケーション - Life Stage Navi