秋から冬にかけて参政党の党勢を表す指標が全て減少を示しています(地方議員だけは当選しているではないかという人がいるかもしれませんが、地方議員も減少しています。当選数を上回る数の議員が離党しているからです。10月より11月の方が少なく、12月は11月よりさらに減っています。)。その中で支部数だけが増えています。
党員総数は、9月16日、貝塚市の街頭演説において、これまでの公称"党員10万人"から"9万人"に下方修正され、2023/11/03発行の参政党DIYタイムズ No.9 で追認されました。そこには
党 員 ・ メ ル マ ガ 会 員 ・ サ ポ ー タ ー 合 わ せ て 約 9 万 人 !( 2 0 2 3 . 1 1 月 時 点 ) 。
と、記されています(もちろん9万は盛った数です)。
https://www.sanseito.jp/pdf/DIYtimes_vol09.pdf
神谷が支部の数を申告しているので、まず発言を見てみましょう。
2023/10/29 選挙ドットコムチャンネル
3:27〜
(タイム指定してあります)
「…目標 289 支部作ると、まあ衆議院の小選挙区全部作るっていうことですね、去年のそれこそ参議院前なんて支部20ぐらいしかなかったですよ、それをなんとか選挙までに45無理やり作って、で、それをまた無理やり分割分割で、今 271 まで持ってきましたよ…」
11月は 272 と発表しています。
12月15日の新橋SL広場での街宣では、
(タイム指定してあります)
「…参政党はまだ小さい党ですけども、我々の強みは274、全国に支部がある…」
神谷宗幣が言っていることを辿ると、参政党の支部の総数は、10月 271、11月 272、12月 274 と推移しています。10月以降も支部長が相次いで離党し、党員総数が大幅に減少し党勢が衰える中、支部数だけが増えるというのはおかしくありませんか?
神谷は、またここでも嘘をついて、党が大きくなっているように見せかけているのではないでしょうか?
あるいは、次のように考えることもできます。
以前、以下のエントリーで、参政党のホームページのQ&Aから、支部設立の基準を掲載しました。この記述は現在、参政党のホームページから削除されていますが、参政党が1つの支部をどのような規模で成立させ維持するか、公式の基準を示していました。
2020年秋、最初の支部群、すなわち和歌山支部、東京支部、神奈川支部、大阪支部、愛知支部などが成立したとき(当時は1つの県に1支部)は、党員数が減って支部の体を成さなくなることを避けるため、いずれも50人を超えたあたりを目安に、支部を成立させていました。
それが、上に見たように、遅くとも2023年には、支部成立要件は、結党当初に比べ、かなり緩く設定されるように変更されていました。ところが、本部は、その下限も撤廃してしまったようで、もっと少ない数での支部運営を強制していたようです。
本来やらなくて良い分割が目的化し、(全国的にどこも)現場の事情が考慮されなかったことを示す次のような支部長の証言があります。
48:25〜
(タイム指定してあります)
「…こんだけ、せっかくたくさん支部がたくさんできて、支部分割もものすごい、やめたほうがいいんじゃないかなと思ってね、結局八支部も、こっちと一緒にやってたかったのに、『分けろ、分けろ』っていうからね。強引に分けたじゃないですか、3人しかいないから、ね、で、それで、やっぱり、今ちょっと揉めたりとかしてるじゃないですか。だから人がいないのに、無理に仕組みだけ先に作るってなると、やっぱそうなるだろうなって思って、やっぱりなっちゃってるんですよ、だからなるべくしてなっちゃってる…」
こうした証言を考えると、神谷は、嘘をついているのではなく、無理な分割をすることにより、本当に支部を増やしており、今後も増やしていくつもりなのかもしれません。もしそうなら、それは、組織を一層、悲劇的な結末に導くことになるのではないでしょうか?
いずれにせよ、これまでギリギリの人数で成立させてきた支部は、相次ぐ離党により、従来設定していた党員数の下限をさらに下回ることで、すでに機能不全に陥っているところが多いのではないかと推察します。
組織を動かすのは人です。これ以上、分断を行い「人がいないのに、無理に仕組みだけ先に作」ろうとしても、組織は機能せず、党員は疲弊し、ますます人がいなくなるでしょう。




