接客をする人の役割 パート2 | 小早川護 公式ブログ(更新休止中)

小早川護 公式ブログ(更新休止中)

接客に関する理論的研究・実践的研究や
経営と接客をリンクさせる手法などを紹介しています。
現在は公式HPにてブログを更新中!
http://sekkyaku.jp/

ふと思いつくことがあったので、前回につづけて同じテーマで行きたいと思います。


前回、記事の頭の方でお客さんから見た接客者の役割について軽く触れました。


①商品について教えてくれる人

②購入についてアドバイスしてくれる人

③サービスをしてくれる人


実際にお客さんが求める接客者のニーズの中で、もっとも上位にあるのは

「親身に相談に乗ってくれる人」

です。




では、最近の風潮からその「親身さ」を考えてみましょう。


たとえば、先ほど見ていた番組で「女子力を向上させて云々」と言う内容が紹介されていました。

では、その「女子力」とは一体何なのでしょう?


アパレルの世界から見ると、女子力とは正に服のコーデセンス。

メイクや髪型なんかもそうですね。

飲食の世界から見ると、テーブルマナーだったり客振りだったり。


でも、その女子力は一体なんのためにつけるものなのでしょう?

女性誌を読んでも、「女子力をアップさせる」のは何のためなのかは紹介されていません。

ですが、人が何か行動を起こすには、かならずその目的ないし目標が存在します。




接客者の役割が「相談に乗ること」ならば、

相談者、つまりお客さんの悩みの「真意」を見抜く事が一番大切。


30代でも40代でも、今時の女性は「女子」と自分たちの事を呼びます。

つまり、少しでも若い気持ちを忘れたくない、と言う気持ちの表れでしょう。

だから、「女子力」と言う言葉が一気に広まりました。


いずれこの言葉も廃れるのかもしれません。

ですが、とにかく若い気持ちを忘れたくない、若く見られていたいと言う気持ちがあるのは

どの時代でも同じ事。




ならば、接客をするときにその部分の相談に乗れば良いのです。

女子力をアップするのは、何のためなのか。


完全な自己満足のためなのか、外に出て行った時に他人に良く見られたいからなのか。

他人に良く見られたいと思う気持ちは誰でも一緒。

であれば、そのような相談の乗り方がベストですね。


自己満足だけのためならば、何の相談もいりません。

お客さんは何でも相談無く、自己満足を満たすアイテムを見つけ出すことが出来るでしょう。

でも、自己満足はとても寂しいもの。

なぜなら、誰にも褒めて貰えないからです。




少し前にCanCamだったかで「褒められメイク」「愛されヘア」と言う言葉をキャッチにしていました。

そのキャッチがとても上手で印象的だったので、未だによく覚えています。


誰にも認めて貰えない自己満足を求める人は、ごく少数派。

誰かに認められる自己満足を実現したいのが、お客さん。


接客をするとき、もしくはサービスをするとき。

決して忘れてはいけないのが、お客さんの「他人に認められたい」意識です。




マズローの欲求五段階説では、第三段階に社会的欲求と言うものが紹介されています。

人間は、自らの生命に危険がない状態を確認したら、次に安全や安心を確保したがる。

それらが確保出来たなら、今度は人と人の繋がりを求める、と言う考え方です。


人と人の繋がりを求めるわけですから、つまり他人に認められたい、と言う事ですね。

それが無ければ、ファッションなんてこうも多彩になるはずがありません。

テーブルマナーだのがここまで重視されるはずもありません。



接客者の役割は、何よりもお客さんにとって良き相談者であること。

お客さんが「女子力をアップさせたい」と言う漠然とした要望をお持ちの状態でご来店になって、

皆さんの接客を受けるとき。

お客さんが最も悩んでいることは、

「どうすれば自分が納得出来て他人に褒められるコーデが出来るか」

と言う部分です。


ここを忘れずに、ご自身の「女子力」もそうですが、「接客力」を向上させる事を忘れないでください。



11月に接客塾をスタートさせます。

「接客塾 水織会(みおりかい)」

http://miorikai.com/

女子力アップのお手伝いは出来ませんが、接客力アップのお手伝いなら出来ます(笑)

是非多くの方にお越し頂き、素晴らしい接客力を身に付けて頂きたいと思います。