昨日(7月10日)は、6月22日ブログでお知らせした、安保法制違憲訴訟全国ネットワーク/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共催の「市民集会 とりもどそう立憲主義と平和憲法」が参議院議員会館1階講堂で開催され、私も「閣議決定と『安保法制』強行採決という国会無視の手法の問題点」というテーマで発言してきました。テーマに対して与えられた時間が短かったので、レジュメは4頁と詳しくしました。大きな構成は以下の通りです。

一 憲法と立憲主義

 1 憲法の役割と構造

 2 憲法の保障と憲法の改正

 3 法の支配と立憲主義 

二 安倍政権など国会無視の手法とその問題点

 1 憲法の平和主義についての政府解釈・制約と形骸化

 2 解釈改憲・立法改憲等国会無視の手法

 3 「人の支配」政治

 4 安倍晋三・安倍政権と中曽根康弘・中曽根政権の類似点

 5 源流にある中曽根政権の政治手法

 6 これら手法の先にある改憲

特徴としては、社会学的代表論・現代立憲主義からの批判、類似点のある中曽根政権の「大統領的首相論」の検討でしょうか。下記の動画だと、55分18秒以降をご覧下さい。

 

それにしても、発言者が弁護士、原告、国会議員、市民(運動家)など多いのと多彩で、集会は予定の時間を大幅に超過、そのためその後の意見交換会が短くなってしまいましたが、盛りだくさんの集会となりました。昨日参加されていなかった方で、ご関心のある方は、ぜひ下記の動画をご覧下さい。

https://www.youtube.com/live/h0VocKqv21M

 

『週刊金曜日』7月19日号に、本田雅和さんが記事を書いて下さいました(私の写真もあります)。7月11日の『しんぶん赤旗』の記事は不思議でしたが(メインの伊藤真さんの発言の扱いが小さすぎる)、そこで取り上げられていなかった青井未帆さん、私、桐山桂一さん、寺井一弘さんの発言・メッセージが紹介されています。