本作品は、6歳の娘が突然失踪してしまったため、あらゆる方法で娘捜しをしている森下沙織里(石原さとみ)を中心に、夫の豊(青木崇高)、失踪事件から3か月が過ぎた後も唯一取材を続ける地元テレビ局記者の砂田(中村倫也)、沙織里の弟(森優作)の日々を描いていく話。吉田恵輔監督・脚本による2024年日本映画。

 

さすが故河村光庸企画、スターサンズの映画だけあって、社会性のある映画です。娘の失踪時にアイドルのライブに行っていたことが明らかになると、ネット上では凄まじい沙織里に対するバッシングが行われ、砂田は視聴率を求めるテレビ局上層部との間で板挟みになる。キー局に移りたがる砂田の後輩は、学界でも都市部の大学に移りたがる地方大学研究者の姿と重なります(以前書いた通り、私は東京に戻りたくて日体大に移ったのではなく、ずっと北海道にいるつもりでしたが)。石原さとみも熱演。本当に河村さんが亡くなったのは残念です。

 

映画公式サイト

https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/