本作品は、娘の花(西川玲)と自然が豊かな高原に住む便利屋の巧(大美賀均)が、コロナ禍で経営難に陥った芸能事務所による政府からの補助金でのグランピング場計画に対応していくという話。濱口竜介監督・脚本・編集・企画による2023年日本映画。第80回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。

 

本作品は、『ドライブ・マイ・カー』でタッグを組んだ音楽の石橋英子がライブ用サイレント映像の企画を濱口監督に持ちかけ、その映像だけでなく長編映画にもして誕生した作品。スタッフの大美賀が主役を務め(演技は子役の西川の方が上手い)、全体的にお金をかけずに制作していることがよくわかります。最後も? 確かに、カメラの長回しや映像と音楽が独特ですが、「これで銀獅子賞?」とも思ってしまいます。ヨーロッパの人々はこのようなタイプの映画が好きなのでしょうが。

 

映画公式サイト

https://aku.incline.life/