本作品は、中絶が違法とされていた1960年代のアメリカで、中絶しないと50%の確立で死の危険があると診断されたジョイ(エリザベス・バンクス)が、違法だが中絶手術をしてくれる団体・ジェーンで中絶手術を受け、さらにジェーンで中心的に活動するようになり、中絶を違法としていた州法を違憲とした1973年の連邦最高裁によるロー対ウェイド事件判決が出るまでを描く話。フィリス・ナジー監督による2022年アメリカ映画。

 

ジェーンは実在した団体で、1万2000人もの女性に中絶手術をしたとか。以前紹介した、フランス映画の『あのこと』も1960年代のフランスで中絶が違法とされていた時代の女性を描いた作品でした。トランプが送り込んだ連邦最高裁判事らによって、2022年に連邦最高裁がロー対ウェイド事件をひっくり返し、今や14州で中絶をほぼ全面的に禁止する州法ができてしまった中、見るべき映画ですね。

 

映画公式サイト

https://www.call-jane.jp/