本作品は、十数匹の犬をトラックの荷台に乗せた、負傷し、女装した男(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)の身柄を拘束した警察に呼ばれた精神科医が、「ドッグマン」と呼ばれるこの男から聞き取りを始めると、彼がこれまでの壮絶な半生を語っていくという話。リュック・ベッソン監督・脚本による2023年フランス映画。

 

「ドッグマン」が語る、暴力的な父親により犬小屋で犬たちと一緒に育てられ、父親に銃で撃たれ手の指を失い車椅子生活になったこと、そして失恋、就職難、勤め先の閉鎖など。「生来の罪人はいない。環境が人を追いつめる」という言葉が端的で鋭いですね。映画『ジョーカー』と重なる部分もあります。こういう重たいテーマの映画、好きです。

 

映画公式サイト

https://klockworx-v.com/dogman/