さっき光った目がまた暗くなった。彼が口元をしいて吊り上げて彼女に背を向けて手を振った。「まあ、もう一度この話をして、前と同じことを話してくれると思ったら......」
「前......何か言ったか?」こんな寂しい白い姿を見てなんだか大変重要なことを忘れた気がした。
こうでも、状況はやはりいい方へ変化していない。記憶が衰えて21日目、一番心配させることがやはり起こった。
刀剣が一本消えた。なんの音もなく、いったい誰が消えたかさえみんなが知らないのだ。ただ刀掛けに一段が空くのに気づいたからだ。これからの状況もさらに悪くなった。
「まだ続けるか?もう二人目が出たぞ。」和泉守は廊下の柱にもたれてひとりで庭に座って雪を見ている審神者を眺めて、思わず声を低く抑えた。
三日月は相変わらず落ち着いた顔で「ハハ、消えるなんてぜんぜん気にしないよ、でも何もしないとやはり悔しいよね。」と言った、そばの鶴丸を一瞥した。「鶴丸もそう思ってるだろう。」
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