「わあ、あなたは一体なに?」ヴィクトールと似ているピカピカ瞬いた目が彼を見つめている。ハイネはあがいて彼のことをぜんぜん相手にしていない。
「あ、そうだ、父上様に聞きに行こう。」そしてハイネを掴んだままヴィクトールの事務室へ走っていった。
ヴィクトールは死に瀕しそうなハイネを俯いて見て、そして頭を下げて謝っているレオンハルトを見た。
プ......
がんばって我慢したがやはり笑いだした。ヴィクトールは指で机にいるエルフに触れた。
「大丈夫、ハイネ?」
ハイネの目はいま線香ように見えて頭もどろどろしている。
しばらく休んだあと、ハイネは意識が戻った、そして......
ヴィクトールの頭ん飛んでそこに座った。うん?
ヴィクトールはどうすればいいかわからなくて頭も動こうがない。
「ハイネ、何をしている?」
そばのレオンハルトは不思議そうにヴィクトールの髪を見つめている。
ここのほうが安全だと、口に出せなかったが、何も言わずにヴィクトールの髪に這い込んで そこに転がっている。もともと柔順の髪も絡まってきた。
ヴィクトールは見えないが、ハイネの小さい体が頭の上で動くのが感じられる。
………………
どうしよう!!かわいい!!
「あ!!」
ハイネは一撮みの髪を掴んで口元を吊り上げた。
ざまを見ろ。
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