今日の3題です。お月様

 

NHKラジオでビジネス英語を長年担当されていた杉田敏先生の放送は2021年で終了しましたが、NHK出版から「杉田敏の現代ビジネス英語」が年4回音声ダウンロード付きで発売されています。テキストを買って時間があるときにまとめて学習するようにしていす。今年の夏号に"Nostalgic Eating"(ノスタルジアを誘う食事)というレッスンがあり、登場人物が自分にとっての懐かしい味を話していました。

 

日本には四季折々の「味」があり、9月と言えば「サンマ(Pacific saury)」魚しっぽ魚からだ魚あたま「松茸(Matsutake mushroom)」きのこ「梨(pear, Japanese pear)」「栗(chesnut)」・・・etc.

 

オンライン英会話でも食べ物の話は、相手がどんな先生であっても盛り上がる話題です。日本の「味覚」を英語で説明できるように準備しておくと、外国の方も興味を持ってくれますね鍋

 

では、今日のクイズ3題に参りましょう。

 

Let's have fun together! ニコニコキラキラ

 

 

 TODAY'S
 

学校の名簿は、「男子が先、続いて女子」が当たり前という時代もありました。2020年には「男女関係なく五十音順」のいわゆる「男女混合名簿」が8割近くなっているとの報告があります男性トイレ女性トイレ

 

文化的に男子を優先してきた日本社会の中で、よくぞ2000年代まで生き残った(生き残っている場所もまだあるのでしょうが)と思ってしまう男子ファーストの伝統。

あまりに自然で、男女どちらが先かなど全く気にしてこなかった人もいるでしょう。

でも、これを堂々と口に出して話題にすることすらなかった時代から、「何かおかしい」と思ってきた人もいるはず。こんな風に・・・。

 

1)「私の頭の中にはどうしても消えない疑問がある

I still have a ( ) question in my mind. 

ヒント:「しつこい」「頭から離れない」という形容詞ですが、もとは「絶えず悩ませる」「うるさくせがむ」という動詞です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I still have a (nagging) question in my mind. Q

 

nagは「うるさくせがむ」「~を絶えず悩ませる」という動詞ですが、naggingと-ing形で、「しつこい」「絶え間ない」「つきまとう」という形容詞になります。

 

ここではnagging questionなので、「どうしても消えない疑問」です。いくつか同じように名詞の前につけてみましょう。それぞれ、I have a~に続けると文章が作れます。

 

「しつこい咳」nagging cough

 

「長くつづく痛み」nagging ache,  nagging pain

 

「頭から離れない不安」nagging fear, nagging worry

 

「消えない疑惑」nagging suspicion  ??

 

では、「杉田敏の現代ビジネス英語」の夏号にあった例文を音読してみて下さい。

 

「クレアは何かを忘れたのではないかという不安を拭えなかった」ショボーンガーン

 

Claire couldn’t shake the nagging worry that she forgot something.  W

 

また、nagが動詞で使われた例文のメモもありました。音読してみて下さい。

 

「この事件は過去10年間頭から離れなかった」

 

This case has been nagging at me for the past 10 years.  Q

 

では、次の問題に行きましょう。

 

何でも思ったことを言ってしまう人。「オブラートに包む(sugar-coat)」しない人っていますよね。

 

この夏は暑かったので、ずっとロングにしていた髪を思い切ってばっさり切りました。ショートボブも通り過ぎて、ベリーショートに近いくらい美容院

 

翌日会社に行きますと、sugar-coatどこ吹く風のおじさまが・・・

 

2)「彼は私が男の子みたいに見えるとはっきり言った

He told me (p- ) that I looked like a boy.

ヒント:射撃用語から来ているそうです。ハイフンで「点」と「白紙」という単語がつながっています。銃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

He told me (point-blank) that I looked like a boy.

 

point-blankで「単刀直入に」「率直に」という形容詞、または「単刀直入な」「率直な」という副詞です。

 

銃を至近距離で真正面から撃つことをpoint-blank shotと言います。よく刑事物のTVドラマで

 

He was shot point-blank.

 

こんな台詞がありますが、これは「至近距離で撃つ」の方ですね。

 

さて、今回「男の子みたいだな」といらんコメントをしたおじさまの例文でしたが(おじさま、やめといた方がいいですよ、この時代にえー)、point-blankは必ずしもネガティブな場面のみで使われる表現ではありません。以下の例文は中立的に使われています。

 

「ジーンは自分のマネージャーから辞めるつもりでいるのかと単刀直入に聞かれて驚いた」

 

Gene was surprised when his manager asked him point-blank if he was planning to quit. O

 

「彼女からの申し出をきっぱり断った」

 

I refused her offer point-blank.

 

では、最後の問題です。頑張って下さい、あと少し!

 

今年の夏は異常な暑さ。そして7月の高温について、こんなニュース報道がありました晴れ

人間活動による温暖化が進んでいなければこの高温の発生確率は0.0087%で1万1472年に1度程度のはず。それが現在では、今回のような高温の発生確率は3.2%で、31年に1度の確率で起こる。

 

世界のリーダー達は、勝手に始めた戦争を終わらせるの終わらせないので時間と労力を費やしていますが、もっと差し迫った問題があるじゃないですか・・・地球

 

3)「地球温暖化の問題では、我々全員が利害関係者だ

When it comes to global warming, we’re all ( ).  

ヒント:「出資者、大株主」という意味もある単語です。

 

image

 

 

 

 

When it comes to global warming, we’re all (stakeholders).  R

 

stakeは「掛け金・利害」といった意味の単語でそれをholder「持っている人」という意味で、古くは賭博や投資に関して「利害を持つ人」であったようです。

 

現代では「利害関係者」として、ビジネスの場では株主、従業員、顧客、地域社会を含めてstakeholdersと呼びますし、ビジネス以外であっても「ある事柄に影響を与えたり受けたりする人」をしてこのように言います。

 

例文を一つ読んでみて下さい。

 

「教育においては教師、保護者、生徒、地域社会すべてが利害関係者です」

 

Teachers, parents, students, and local communities are all stakeholders in education.
 

「地球温暖化の問題では、人間だけでなく、あらゆる生き物が利害関係者です」

 

When it comes to global warming, not only human beings but all living creatures are stakeholders.

 

all living creatures?「利害関係者」って「人間」なんだから、クマだとかペンギンだとか針葉樹だとか苔なんかをstakeholdersって変じゃないの?

 

以前、庭に発生した「アブ」を捕まえて学校に持って行って生物の先生に「これ、どうやって駆除すればいいですか?」と聞くと「人間を刺すとかはしないタイプだよ」とおっしゃいました。「でもいやだから、駆除します」と言うと「地球は人間だけの物じゃないんだけどね・・・」とぽつりとおっしゃいましたハチ

 

そして、朝ドラ「あんぱん」やなせたかしさんは、「手のひらを太陽に」の歌の中で「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって・・」と小さな生き物の名前を呼んでいますよねとかげ

 

stakeholdersを人以外に使うのは、確かに変かもしれないですが、私は、2番目の例文の中で生きている物全てをstakeholdersと呼ぶことに何の違和感も覚えないです、はい。地球ラブラブ

 

 

案外英語にできる言葉

 

 

日本語で漢字の羅列を見ると「こんな単語、とても英語にできない」と思っても、その英語訳を見たら実は知っている単語を並べるだけだった、ということってありますよね。

 

いくつか、言えないように見えて案外言える言葉をクイズ形式で並べてみます。最初のアルファベットを頼りに、英語にしてみてください。

 

1) 「肺活量」 (l-  ) (c-  )

「肺」「容量」です。

 

2)「 体感温度 」(e -  ) (t-  ) 

「経験した」「温度」です。

 

3)「食中毒」(f-  ) (p-  )

「食物」「毒すること(-ing形で)」

 

4)「不快指数」(t-  )-(h-  ) (i-  )  

「温度」「湿度」「指標」です。

 

5) 「抗生物質耐性菌 」(a-  )-(r-  ) (b-  )

「抗生物質」「耐えることのできる」「菌」まさに、まんまなんです。

 

6)「あおり運転」 (t-  )

「尾っぽ」と「門」と言って下さい。

この単語が他動詞で、「すぐ後ろを運転する」という意味です車車

 

では、答え合わせです。

 

1) 「肺活量」 (lung) (capacity)

 

2)「 体感温度 」(experienced) (temperature) 

 

3)「食中毒」(food) (poisoning)

 

4)「不快指数」(temperature)-(humidity) (index)  

 

5) 「抗生物質耐性菌 」(antibiotic)-(resistant) (bacteria)

 

6)「あおり運転」 (tailgating)

 

「肺」も「容量」も知っている。なるほど、「肺のキャパ」って言えばいいのか。このように、実は知っている単語で一見難しそうな日本語の漢字の羅列が英語になります。

なお、2)の「体感温度」は冬期ですとwind-chill factorがあり、風による体感温度の低下を示す言い方です。これもwind「風」chill「冷たさ」factor「係数」で、なんか今すぐにでも、色んな事が英語で言えそうですね爆笑音符