今日の3題です。
日本では「年末の大掃除」をされる方が多いですね。"Year-end Cleaning"とでも訳しましょうか
。これに対し、アメリカでは"Spring Cleaning"という言い方をよく聞きました
。3月、4月で雪も解けた頃、「さあ、窓を開けて春を迎えるよ」と家中を磨くのでしょうか
また、東南アジアの華僑の知り合いがChinese New Yearの前に家中をきれいにしているのを見たことがあります。「こうしないと、New Year Godが家に来て下さらないよ」と言いながら。中国の文化でしょうね![]()
さて、Year-end Cleaning真っ最中の皆様も、しばし手を休めてクイズにお付き合い下さい。
Now, let's begin our lesson!![]()
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仕事でちょっと失敗をした話を友人としていました。
"I accidentally sent the wrong file to an important customer, and this caused a pretty complicated problem...My boss is murderous about my mistake"![]()
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"What!? Murderous!? Should I call the grievance committee?"
"Relax...."
1)「言葉のあやです」
It’s a ( ) ( ) ( ).
ヒント:最初の単語は「形」「図形」としてご存知の単語。「発話の形」が直訳です。
It’s a (figure) (of) (speech). R
答えはa figure of speechです。「言葉のあや」と訳されます。
ここでは、お友達が「murderous(殺意がある)」を文字通りに取ってしまい、「そんな危険なパワハラ上司。苦情委員会に電話してあげようか?」と言ってくれたのに対し、「ただの言葉のあやだよ」「別に殺されませんよ」と返しています![]()
figure of speechは主に比喩表現のことで、likeを使った直喩表現であるsimilie、暗喩表現のmetaphor、今回のmurderousのようなhyperbole(大げさな表現、誇張表現)など様々な種類があります。
このIt's a figure of speech.は、相手が比喩表現を額面通りに取ってしまった時などに「違うよ、言葉のあやだよ」と使えますね。
このhyperboleについては下でもう少しお話させてください。
では、次の問題です。4つの単語を並べ替えて文章を作ってください。
クリスマスパーティをしようということになりました![]()
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今年いっぱいで会社を去る人の送別会も兼ねてです。参加人数が膨らんで来たので、以前に計画していたレストランではキャパオーバーなようです。この時期はパーティ会場って早くに埋まってしまいますよね。今すぐにでも会場を見つけなくては・・・![]()
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2)「時間はあまりありません」![]()
(growing / time /short /is ).
Time is growing short. K
growは「~になる」 という意味があり、shortは「不足して」という形容詞ですから、
「時間が不足してきている」から「時間があまりない」という場面で使います。
他に「時間がなくなってきた」で以前ご紹介した表現が同じ意味です。
We are running out of time. A
また、アメリカのTVドラマFBIのSeason 1の中でこんな表現を聞きました。
Time is not on our side.
字幕は「時間がないぞ」。
「時間が我々の側にいない」→「時間が我々の見方でない」という面白い言い方です。
なお、FBIはChicago PD, Chicago Fire, Chicago MEDなどのプロデューサーDick Wolfの作品です。一話完結のCrime Story。HuluでSeason 5まで見られますが、アメリカでは今年Season 8が放送されたようです。まだまだ先があるな・・・楽しみです![]()
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では、最後の問題です。頑張って下さい![]()
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海外の顧客が会社に訪問してくることになり、日本滞在中のお世話をすることになりました。
仕事以外でもご飯に連れて行って差し上げたり、観光も時間があれば・・・![]()
どんなことに気をつけたらいいかな?と先輩に聞くと、こんなアドバイスをいただきました。
1)「彼らと政治の話をするときには慎重にね」
You have to (t- ) (c- ) when discussing politics with them.
ヒント:「慎重に踏む」が直訳です。![]()
You have to (tread) (carefully) when discussing politics with them. P
treadは「踏む」とか「歩いて行く」という意味です。歩くとは関係ない場面でも「慎重に進めなさい」という場面で使われます。
では、このtreadが入った例文をいくつか音読してみて下さい。
Issues related to race are quite sensitive, so tread carefully.
「人種に関する問題はとてもデリケートだから、慎重に扱ってください。」
I don't want to scare you, but tread carefully when dealing with leagal issues.
「怖がらせるつもりはないけど、法的な問題に関わるときは慎重にね。」
よく外国の人とは政治と宗教の話はしない方がいい、と言われますね。確かにそうですが、どうしても話がそれぞれの国の政治に及ぶことがあります。そうなったら、外国語で話しているのだということを常に念頭に置いて、なるべく柔らかい単語(特に形容詞)を使って会話を展開しようとしています。もっと言うと中学校で習うくらいの単語。ほぼ無害のはずです。
hyperbole:誇張法
a figure of speech (言葉のあや)の中の一つにhyperbole「誇張法」というのがあります。実際よりも大げさに言う表現のことで、ユーモラスなものが多いです。
いくつか例を見てみましょう。そしてそれを日本語で大げさに言うとどう言うかな?も考えると面白いですよ![]()
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1) That book weighed a ton. ![]()
「その本は1トンの重さがあった」
ジーニアス英和辞典にあった例ですが、そりゃ重かったね~ってなります。
日本語だったら
「その本は床が抜けるほど重かった」
これでしょうか・・・
2) I've heard of it a million times.
「百万回聞きましたよ」
日本語では「耳にたこができるほど聞いた」ですね。
3) Jim runs faster than lightning.
「ジムは稲妻より速く走る」
日本語では「韋駄天の走りだ!」「風のように速く走る」くらいでしょうか。
「稲妻」も「動作の非常にすばやいこと」を表せますから
「ジムは稲妻のごとく走る」もいけるのでしょうか?ネットで調べると・・・
「稲妻走り」=稲妻がひらめくように速く走るという名詞
「雷光のように走る」=瞬間的な速さを強調する表現
な~んと、日本語も同じ表現があるんですね![]()
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4) There was an avalanche of applications to the job opening.
「仕事の募集に雪崩のように応募が来た」
日本語だったら「応募者が殺到した」にあたるでしょうか。別に誰も死ぬわけではないのですが、この「殺す」の漢字が入っているだけで、誇張的な表現です。
5) Not if he were the last guy on earth.![]()
「彼が地球最後の1人になっても嫌だ」
TVドラマなどで耳にした覚えがあるのですが、例えばその「彼」という人とお付き合いはしたくない、と言う時。I do not want to go out with him.で終わっておけばいいのですが、「も~、絶対ないから。あり得ないから!」と誇張し始めると、こんな言い方になります。
どの言語にも「誇張表現」はありますが、何を使って「誇張」するかがそれぞれの文化で違いますから、こんな風に比べてみるのは楽しいですね![]()
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