今日の3題です
夏休み中に、熊本で大きな地震が起きました。これに関する一連のニュースの中で、ふるさと納税の寄付金が7億円超集まったというものがあり、新聞には木原官房長官が「『被災団体を支援するためにふるさと納税が行われることは制度の趣旨に沿うものだ』と述べた」と書かれています。
実は、私が最初にこの木原氏の発言をTVで見た(音声として聞いた)時には、一瞬「え!?」となったのです ![]()
それは、彼の発言が
「~支援するためにふるさと納税が行われることは制度の趣旨に沿うものではない」
とまず聞こえたからです。
「え?何がいけないの?」と思ったのもつかの間。日本語トリックです。
「~支援するためにふるさと納税が行われることは制度の趣旨に沿うものではないか、と思われます」
最後まで聞くとこうです。「ではない」の部分で即、反応した私の脳にBravo!と言うべきか?はたまた、おまえ、その早とちりを何十年もの間に一体何回やってきた?と自問すべきか・・・。母国語ですが、日本語は難しいです![]()
では、今日も英語表現クイズにお付き合いをよろしくお願いします。
Here we go!![]()
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日本人は勤勉だとか勤労だとか言われてきました。それはありがたい褒め言葉なのでしょうが、少し前までは「働く」「動く」だけが美徳のように捕らえられる風潮がありましたね。昭和世代の皆様、そうじゃないですか?
さて、自分の上司。「忙しい!時間がない!」と今日もバタバタしています。だからといって周りに同じ事を強要したりはしないのですが、「忙しい自分」が好きなのかな?と思ってしまいます![]()
1)「彼の忙しいスケジュールは名誉の印のようなものだ」
His busy schedule is like a ( ) ( ) ( ) for him. S
ヒント:「名誉のバッジ」です。
His busy schedule is like a (badge) (of) (honor) for him. S
badgeは警察バッジ、社員証、ネームプレート、校章、缶バッジなど、日本語でも「バッジ」と呼んでいるものです。そして、ここではa badge of honor「名誉の印」「誇り」「勲章」です。もらえたら嬉しいですね![]()
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ただ、私が出会った例文はほとんどが「本来自慢すべきでもないことを、あたかも名誉の印を得たかのように自慢している」という場面で使われている言葉です。睡眠不足、過労、ワーカホリック、ストレス、失敗・・・などなど。「そんなこと自慢することでもないのにね」という意味が背景にある場合が多いようです。
では、例文を音読してみて下さい。まずは「そんなこと自慢しなくて良いのに」バージョン。
He wears pulling all-nighters like a badge of honor. ![]()
「彼は徹夜することを名誉の印のように誇っている」
では、本当に名誉なバージョンでもお願いします。
Making lots of mistakes is a badge of honor for anyone learning language.
「たくさん間違えることは、言語を学ぶ人にとっての勲章のようなものだよ」
そう言われたら、間違えることなど気にせずに、どんどん英語話してみよう!って思えますね![]()
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では、次の問題です。
「寝る前3時間はものを食べないのがよい」とよく聞きます。胃腸が休まり、睡眠の質も向上するとか。最近の研究では、認知症予防にも効果的だそうです。
となると、夜中に物を食べるなどもってのほか![]()
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とはいえ、夜中にふっと目覚めて「お腹がすいた~」と冷凍庫のアイスクリームに導かれてしまうこと、絶対ないとは言えない・・・![]()
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2)「実を言うと、時々そういう事をしていると私は認めます」
I must ( ) ( ) doing that from time to time. S
ヒント:最初のカッコは「告白する」です。
I must (confess) (to) doing that from time to time. S
confess to O/doingこれで「~したことを白状する」「~したことを認める」です。
シリアスな場面でももちろん使います。(confess to a crime「罪を認める」)
会話においては、このように「実はやってます~」と自分が好ましくない事をしてしまった、したことがある、を告白する時のユーモアのある表現にもなります![]()
なお、confess toとto-がついていると<to-不定詞>と思い込んで動詞の原形を入れたくなりますが、このto-は<前置詞>です。<前置詞>は名詞の前に置かれるものですから、名詞か動名詞(動詞+-ing)を使って下さい。
では、例文を音読してみましょう。
I must confess to checking my phone every few minutes, even during meetings.
「実は数分おきにスマホを見てしまいます。会議中でも。」![]()
I must confess to eating ramen straight from the cooking pot.
「実は、ラーメンを鍋から直接食べることがあります。」![]()
2つ目の例文と同じ事私もやってますが、何か・・・![]()
では、最後の問題です。
外国語の勉強。毎日少しずつ、とよく言われます。これを生徒や学習者に理解してもらうにはちょっとたとえ話をするのです。
「外国語の勉強って、下りのエスカレーターを必死で一歩一歩上るようなものだよ。下りのエスカレーターで脚を止めたらどうなる?あっという間に、スーって下に落ちて言ってしまうよね」![]()
ふふん。自分で言うのもなんですが・・・
3)「それは適切な比喩ですね」
That’s an appropriate ( ). K
ヒント:「比喩」です。最近日本語の中にもこの語がカタカナ語として入っていることがあります![]()
That’s an appropriate (metaphor). K
答えはmetaphorです。カタカナ語で「メタファー」として使われる事もありますね。
実際はmetahporは「暗喩」similieが「直喩」。
「君は太陽だ」(You are the sunshine.)がmetaphor。「太陽のように明るい」(You are like the sunshine.)のように、like, asといった語が入った比喩はsimileです。
この表現においては、直喩、暗喩は気にせずになにかうまいたとえ話が出たら「それはうまい例えだね」で使えば良いです。
では、これから出てくる「例え」を「うまい例えだね」と褒めてみましょう。
"Education is the key to success." ![]()
"That's a great metaphor! Education can open up a lot of opportunities."
"The brain is a muscle." ![]()
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"That's a very apt metaphor! It means we can exercise to improve our brain power!"
諺、再び
諺はいくつかご紹介していますが、今日も4つの諺について日本語と英語を比べてみましょう。
日本語の諺を読み、カッコに英単語を入れて英語版を完成させて下さい。
1)弘法は筆を選ばず
A bad (w- ) quarrels with his (t- ).
「職人」と「道具」(複数形)。最初の単語は作業着などを専門に扱うチェーン店の名前。
2)一文惜しみの百知らず
(P- )-wise and (p- )-foolish.
イギリスのお金の単位です。最初が小さい単位、次が大きい単位。
3)点滴石をうがつ
Little (s- ) fell great (o- ).
「一撃」(複数形)と「樫の木」(複数形)
4)ヤブをつついて蛇を出すな
Let sleeping (d- ) lie.
(複数形)
では、答え合わせです。
1)弘法は筆を選ばず
A bad workman quarrels with his tools.
「腕の悪い職人は道具とケンカする」が直訳です。なるほど。
2)一文惜しみの百知らず
Penny-wise and pound-foolish.
これはイギリスのお金の単位から来ています。1 pound=240 penceですから、penny(pence)が小さな単位。poundが大きな単位です。
小さな単位のお金にこだわるあまりに、大きな単位で損失を出してしまった。「安物買いの銭失い」にも通じるところのある諺です。
3)点滴石をうがつ
Little strokes fell great oaks.
「斧での小さな一撃一撃で、巨大な樫の木が切り倒される」です。
4)ヤブをつついて蛇を出すな
Let sleeping dogs lie.
これは日本の諺の「触らぬ神に祟り無し」「寝た子を起こすな」の方にもう少し近いかもしれません。眠っていれば何事もないのだが、犬が起き出すと吠えたりかみついたりするかもしれないよ。わざわざ面倒を起こすなよ、という諺です。
(しっぽ振って、じゃれついて、かわいいだけかもしれないのにね
)
