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今日も英文を実際に声に出して言ってみて下さい
Let's do this!
おやおや、隣のデスクの同僚が派手にコーヒーをこぼしました
大変だ、大変だ。書類を救い出したり、電子機器を拭いたり、こちらも手伝います。
とりあえず、仕事が続けられるくらいきれいになったデスク。
そこでこう言われましたよ・・・
1)「君のおかげで助かりました」
You really made my day. H
「あなたは私の日を作った」というのが直訳ですが、困っている相手に手を差し伸べると、こんな風に言われることがあります。
ネットで調べるとYou made my dayは「あなたのおかげで良い日になった」「あなたのおかげで今日は楽しかった」と言った解説しか見つからなかったのですが、私の「ちびノート」についていた訳語の「君のおかげで助かった」、これもいけるんです。
少し手を貸しただけで「私の1日を良いものにした」なんて、大げさですが、いいんです、大げさで。そういう文化なんだ、と思えば
大げさ、と言えば、下のような言い方もできますよ。
You are a lifesaver.
「君は命の恩人だ」「君のおかげで助かった」
命を救った、などと、これも大げさかもしれませんが、"Thank you!"に付け足しても良いですよね。
こんな風に言われたら、また手を貸してあげたくなるのもhuman natureですし
では次に行きましょう。
2)「彼は非現実的だ」
あえてunrealisticを使わず、気象関連の言葉が入った言い方をご紹介します。
His head is in the clouds. H
なるほど。頭が雲の中!そりゃあ、浮かれてますね~
unrealisticという単語が「非現実的」ではありますが、He is unrealisticとは言わないです。人についてrealistic, unrealisticとは言わないためです。His idea is unrealisticという使い方をするのが普通です。
ネイティブに寄れば、She is realistic.と言うのを聞くと「AIとかVRとかじゃなくて、人間」という意味なのかと思うそうです。
では逆に、「人」が「現実的だ」というのはどうでしょうか。これも気象、というか宇宙関連の言葉が入ります。
He is very down to earth.
「彼は現実的な人だよ」「彼は落ち着いた人だよ」
日本語でも「地に足がついている」と言いますが、目の付け所が同じで嬉しくなってしまいます。
Icona PopというアーティストのI love It
という歌がありますが、その中で
You are on a different road, but I'm in the Milkey Way
You want me down on earth, but I am up in space
という歌詞があります。
「あなたは私を地上に引き下ろそうとするけど、私は宇宙にいるんだから」
おそらく相手に「もっと現実的になりなさい!」と言われたのでしょうね。
おあいにく様!私は地上には戻らない!
It's her word against his...売り言葉に買い言葉、みたいな歌ですね。
あるネイティブによると、これは、ちょっとお高くとまった相手が、自分のレベルに合わせなさいと言うからそれが嫌だ、と言う意味じゃないか、だそうです。まあ、歌ですから
でもポップな曲調で、これが流行っていた頃、よく中学生の女の子が歌ってましたね
では最後ですが、今回も穴埋め問題で「動詞」を当てはめて下さい。
3)「彼女はテストでまたもや高得点を取った」
She ( ) the exam again.
She aced the exam again.
はい。あの「エースをねらえ」の「エース」aceが動詞として使われています。他動詞と言って、そのまま目的語をつけることのできる動詞ですのでace Oで「O(試験など)で最高の成績を取る」という意味です。
アメリカの成績では一番はAですから、それをトランプのaceと見立ててこう言うのだそうですね。
NHKラジオ実践ビジネス英語のテキストでは、以下のような例文でした。
「就職志願者の中に、知能検査と情動検査の両方で優を取った者はほとんどいなかった」
Few of the job applicants aced both the IQ and EQ tests. N
また、その放送の同じ課だったと思うのですが、「~をうまくやる」という意味でこの動詞aceが使われた例文もメモしてありました。
「子供達は集中するのが困難な時には、より易しい教科をさっと片付けることがでる」
Kids can ace the easier courses when it’s difficult to concentrate. N
バズる
NHKラジオ実践ビジネス英語には長いことお世話になりました。そんなに良い受講生ではなかったですが、気になった単語やフレーズは「ちびノート」にメモして繰り返し復習をさせてもらっています。
杉田敏先生が提供して下さる会話には、時代を反映する「フレーズ」「新語」が盛りだくさんでした。それらを知っていることで「そうね、私はイングリッシュ・ティーチャー!」と思い上がっておりましたが・・・
この頃では、あっという間にそれらが「カタカナ語」になるのです!
そういう語は例がありすぎてありすぎて、「ちびノート」単語編を復習すると「あ、これ20年位前に覚えたけど、もう日本語になってるわ」というものがざくざく出てきます。しかも、20年どころではない、この頃では入ってくる時間がどんどん短くなっています
例えば「バズる」は、元々の英単語がbuzzです。動詞だと「(ハチ、機械などが)ブンブン言う音をたてる」「(羽など)をブンブン鳴らす」であり、名詞だと「ブンブンと言う音」です。
最初にNHKラジオ実践ビジネス英語からメモしたものは、buzz wordでした。
The buzz word is "downsizing".
「はやり言葉は規模縮小だ」
このような訳語がついていたと思います。「はやり言葉」「キャッチフレーズ」などの意味だったのですね。(そのうち復習の過程でまたこの文章にたどり着きますから、その時に、もしこれが間違っていたら訂正します)
それが、日本語に入って「バズる」という動詞になりました。buzz wordで覚えた頃は、「英語の教師~ だから、知ってる言葉~
」のような感じで得意げだったのですが、あっという間に「別に知ってても知らなくてもいい」英単語になってしまいました
さて、このSNSで注目を集めることを意味する「バズる」ですが、最近Grey’s Anatomyの Season 18を見ていた時に、
"It will go viral."
この台詞に「 バズるよ」と字幕がありました。
英語では「バズる」とか「拡散する」では、go viralの方をよく使うとの解説をいくつかのサイトで読みました。「ウィルスのように拡散する」という意味です。
NHKラジオ実践ビジネス英語の中でも、この表現を使った例文があったはずです。ただ、その後のパンデミックのせいで人々がこの表現はあまり使いたがらなくなったというのも聞きました。