今日の3題、お付き合い下さい。ピンク薔薇

では、今日も日本語を英語にして、声に出して言ってみて下さい。

 

 

 TODAY'S
 

新しい上司が来ました。なんだか礼儀作法に厳しい方のようですから、あの方とお話をする際には・・・

 

1)「慎重にね

アルファベットが2文字出てきますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mind your p's and q's.  M

 

Be careful!と言ってみた方。もちろん正解ですよ!100点爆笑

 

今回別の言い方をご紹介していますから、初めは、聞いてわかる、を目指しましょう。

 

"Your new boss seems to be very strict with manners, so mind your p's and q's!"

 

mind one's P's and Q'sと大文字で書くこともあるようです。アポストロフィ(')はつけておきましょう。

 

アルファベットのpとqは形が似ているから、気をつけないと書き間違えますね。そこから「慎重に」とか「言行に注意して」という意味になるとのことです目

 

あと2つ、NHKラジオ実践ビジネス英語で紹介されていたものをどうぞ。

 

Your new boss seems to be strict with manners, so be on your toes.

 

「慎重にね」

 

「つま先だって歩きなさい」とは、「気を引き締めていなさい」「いつでも動けるように気を抜かないで」という意味での「気をつけてください」だそうです。

 

Your new boss seems to be strict with manners, so tread lightly around her.

 

「慎重にね」

 

treadは「歩いていく」ですから、tread lightly 「そっと歩く」右矢印「慎重にする」です。

 

では第2問。

 

2)「彼らはそのファストフード店の常連だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

They frequent those fast-food restaurant.   N

 

もちろん"They are regular customers at those rast-food restaurant."と言っても大丈夫ですねハンバーガー

またはregularだけでも名詞で「常連客」として使えます。

"I am a regular at this cafe."

 

ここで紹介しているfrequentは「頻繁に起こる」という形容詞、または、frequently「しばしば」「たびたび」という副詞の形で見たことのある方が多いでしょう。

frequentが他動詞で使われると「~へしばしば行く」という意味です。

 

Kyoko  frequents secondhand bookstores in Jimbocho. 

 

神保町の古本屋さんは、テレビ番組などでもよく紹介されますね本

 

では、第3問音譜

 

3)「彼は週の後半まで話し合いを延ばさなくてはならなかった

家具の名前が入った表現をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

He had to table the discussion until later in the week.   M

 

そうです。あの食卓にあるtableを動詞で使います。

 

もちろん、He had to postpone the discussion until later in the week.とした方。また、それをイディオム表現でHe had to put off the discussion until later in the week.とした方。どちらも大正解、double thumbs up!グッグッ気づき

 

では、このtableについて下でもう少しお話しします。

 

 

table the discussion

 

 

tableが動詞で<主に米>「(議案など)を棚上げにする」「審議延期にする」と辞書にあります。それがこの表現です。NHKラジオ実践ビジネス英語で紹介されました。

 

さて、辞書に<主に米>とあるのですが、そのすぐ下には

<英>「(議案などを)上程する」

ともあります。

となると、審議するのやら、それを延ばすのやら?ですが、アメリカ人のネイティブに聞いてみましたら、どちらも普通に使います、意味は文脈で見分けます、とのことでした。

 

Britain and America are "two nations divided by a common language".

                                

「イギリスとアメリカは共通の言語で分けられた2つの国だ」アメリカvsイギリス 

Winston Churchillが言ったともGeorge Bernard Shaw が言ったともされるこのフレーズが示すように、同じ言葉を違った意味で使う面白い例の一つだと思います。

 

A  'More bike lanes' is going to be tabled in the city council.

 

B  The discussion on 'more bike lanes' had to be tabled.

 

A 「自転車専用レーンについて市議会で議題として取り上げられる」

 

B 「自転車専用レーンについての話し合いは延期されなくてはならなかった」

 

そうですね。どちらもあり、ならば、文脈によって使い分けていくということでしょう。凝視

また、tableを使って「議題にあげる」という意味の言い方ならbring ~to the tableという言い方があるよ、とアメリカ人ネイティブは言っていました。「議題にあげる」と言いたいなら、table一語ではなく、こちらを使うだろうとのこと。

 

さて、もう一つ、家具を使った表現をご紹介します。日本語からの直訳で行けそうな表現です。

 

計画を棚上げにする

 

shelve a plan    単語ノート

 

shelfが「棚」その複数形がshelvesなのですが、これを動詞として使いますと「棚にのせる」という意味や、「(計画など)棚上げにする」という意味です。

 

「棚上げにする」という意味のtableを使って、table a planでも文法的には正しいのですが、意味は違います。

table a planだと延期はするが、まあ近いうちに実行に移されるでしょう、という感じ。shelve a planだと、実行するとしてもかなり時間がかかるし、もしかしたら実行されないかも、と言う意味。目の前のテーブルに物を置いておく、というのと、遠くの棚の上に物を上げる、という違いで覚えたらいいよ、とアメリカ人ネイティブが教えてくれました。