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今日も英語表現クイズでお昼のひとときを、ゆったりとお過ごし下さい
では、1問目です。NHKラジオ英会話から取った表現ですが、打ち合わせを始めたら長引いてしまい、そろそろお昼の時間(Nearin' high noon...なぜ、馬?わかる人にはわかるのですが・・・)
1)「食事しながら話しませんか?」
実は「~しながら」の部分は前置詞1語で言えるのです。
Why don’t we talk over a meal? G
Why don't we~?で「~しませんか?」という勧誘ですが、もちろん
Let's talk over a meal.とか
Shall we talk over a meal?
How about talking over a meal?
このあたり、全てOKです。
また、overと言う前置詞が「~しながら」という意味を持っています。辞書には「上にかがむ姿勢を示すことからこの意を表す」と説明書きがありました。
また、通例は「話す」「眠る」の意の動詞について使われるようです。
少し練習してみましょう。
「コーヒーでも飲みながらこの件を話しましょう」
Let's discuss this mater over a cup of coffee.
「本を読みながらうとうとしていました」(居眠りするdoze)
I was dozing over a book.
なるほど、「飲む」「読む」などの動詞もいらないし、便利な言い方ですね
ただ、「本を読みながら寝てしまった」と言おうとして、動作であるfall asleepは使えません。「~しながら」のoverは、時間的な幅がある表現とは一緒に使えますが、fall asleep「寝入る」「寝落ちする」は一瞬のことだからです。
I fell asleep over a book.
これを聞くとネイティブは、「本の上に覆い被さって寝落ちした」という風に解釈するそうです。まあ、このあたりは、聞き流して下さってよいですよ
では次です。これは上の台詞に対しての続きです。
2)「そう言ってくれるのを待っていました」
I was hoping you’d suggest that. G
直訳すると「あなたがそう提案してくれることを望んでいた」ですね。
「それを待ってたよ!」だけならI was hoping that!もOKです。
この過去進行形を使ったI was hopingという言い方はセットフレーズ(決まり文句)として覚えて使うと良いでしょう。その後の部分ですが、you would suggest thatが短縮されています。これは「時制の一致」を受けたyou will suggest thatですが、「これからあなたがそれを提案する」ということを望んでいたのです。
ですから、セットフレーズとしてはI was hoping (that) S would~という形で覚えても良いですね
なお、この形は文脈によっては実際には起こらなかったことを表すこともできます。
I was hoping that we could win the contract.
契約、取れなかったのですね。
どちらの意味で使われているのか。それは文脈で見分けるしかないようです。
では、最後です。頑張って下さい。
3)「彼は是非コンピュータを買いたいと思っている」
mindと言う語を使って下さい。
He has a good mind to buy a pocket computer. G
have a good mind to~で「~する気が大いにある」なので
He really wants to buy a pocket computer.と同じ意味です
He has a good mind to buy a pocket computer.
「ちびノート」のメモでは上の表現の次に、以下のものが書いてありました。
「彼はコンピュータを買おうか決めかねている」
He has half a mind to buy a pocket computer. G
半分しか気持ちがない、ことから「まだ決まっていない」のですね。
これは以前にご紹介した表現を使って
He is still in/of two minds whether to buy a pocket computer.
とも言えますね。
さて、ここで、皆様の頭の中にもおそらくでっかい・・・
これがある方もいるのでは・・・
pocket computer?とはなんぞや
「ちびノート」Gにあったメモですので、1980年代初めくらいに学んだ文章だと思います。
pocket computerをWikipediaで調べましたら、1980年代に登場した携帯型のコンピューターだそうです。携帯、スマホの普及により、2015年には生産を終了しているとのこと。
もちろん、皆様の中には実際に持っていたと言う方もいらっしゃるでしょう。
Wikipediaには写真もついていたのですが、見たことないような気がします。
80年代と言えば、オフィスでも「コンピューターの部屋」みたいのがあり、文書を作るときはみなさんそこへ行きました。もちろんいわゆる据え置き型の「デスクトップ」で、ごっついやつでした
その時代にポケットに収まるの?そりゃあ画期的だ、それは欲しい!だから
He has a good mind to buy it!
だったのですね。
アメリカ人ネイティブに聞いてみたところ、PDA=personal digital assistantと当時そういう呼び名で店にあったのは覚えています、と言っていました。でも、高かったそうですよ。あまり誰かが持っているのは見たことないとのことです。
なお、日本では「ノート型パソコン」と呼ぶものは英語ではlaptop ですね。lap(膝)の上(top)に乗せて操作できるサイズ、という意味です。
日本語でも今では「ラップトップ」と呼ぶこともありますが。