今日の3題です。
今日も日本語の文章を、声に出して英語にしていきましょう。自信を持って、頑張って下さい。
今からお友達が大事な面接に行くそうです。こんな事を言われました。
1)「(うまくいくように)祈っててね!」
Keep your fingers crossed for me. A
これは、人差し指の上に同じ手の中指を乗せる仕草のことですが、この形が十字架に見えますね。「幸運を祈る」時に使うジェスチャーで、これをkeep one's fingers crossedと表現します。
「私は祈ってるからね」なら
I'm keeping my fingers crossed.
と言えばいいですね。
「もう、祈るしかないよね」「みんなで祈ろう」
Let's keep our fingers crossed.
また、「うまくいくよう祈っててね」の別の表現では
Wish me luck!
などがあります。
それでは次です。
2)「時間がなくなってきた」
runという動詞を使います。
We are running out of time. A
run out of Oで「Oを使い果たす」という意味です。時制によってその"O"がまだあるのか、もうゼロなのかが決まりますね。
さて、ご飯を炊こうかな、と言う時に。
A. I am running out of rice.
B. I have run out of rice.
A.は「なくなりかけている」のでかろうじてほんの少量ある感じ。
B.は「完了形」なので、もう完全になくなりました。
run short of Oという表現もあり、同じように使って下さい。
では最後です。イディオムを学習しましょう。
3)「私の身にもなって下さいよ」
Put yourself in my shoes! G P
このput oneself in someone's shoesがイディオムで「誰かの立場になって考える」「誰かの身になってみる」です。誰かの靴を履いてみる。面白いですね。
同僚が次々と仕事を頼んできます。
"Please proof-read my report."
"Here's the office supply request form for you to fill out today."
"Hey, just a reminder..."
blah...blah...blah...
"GUYS
I have to make power point slides for tomorrow's presentation, plus I have three meetings back-to-back this afternoon. Put yourselves in my shoes!"
無理なものは、無理と言うのがいいですかね
このshoesを使った似たような表現が「ちびノート」にメモがありましたのでご紹介します。NHK実践ビジネス英語からだと思います。
「一度は私と同じ立場にいた」
You were once in my shoes. G
Keep your fingers crossed.
1)番で紹介したものは、英語のネイティブスピーカーがやるジェスチャーの一つです。
昔この「人差し指の上に中指」を両方の手でやって「がちょ~ん」とか「バ~リヤ~」とか変な声を出して遊んだ記憶がありますが・・・あれは何だったのだろう
さて、この他に
"Knock on wood."
というのを聞いた事がありますか?
これは、迷信の一つとして紹介されていますが、木製の物をこぶしでコツコツたたきながら言う言葉です。
「幸運が続くように」「災いが来ませんように」と、木の精霊にお願いするのだという説があります。
また一人のアメリカ人は、私たちの周りにはspirit(精霊)たちがたくさんいて、いつもいたずらをしかけてこようとしているんだよ。何か良いことが起きる、なんて言うのを聞かれたら彼らにそれを阻止されるから、knock on woodでコンコンって音を立てて、その音で自分が今言ったことを精霊たちが忘れるようにするんだよ、と話してくれました。これもinteresting!
I am quite confident that I can win this contract. Knock on wood.
「契約が取れたと思う」おっとちょっと自慢になるような事を言ったら・・・精霊たちが聞いてるよ
Knock, knock, knock....OK, now, they didn't hear it!(聞かなかったことにしちゃえ!)
Touch wood.とも言うそうです。
このknock on woodについて「ちびノート」NにNHKラジオ実践ビジネス英語からのメモが残っていました。
Some people have the irrational habit of knocking on wood for good luck. N
「幸運が訪れるというので、木製のものをたたくおかしな(不合理な)週間を持つ人もいる」
また"Don't tempt fate."という表現もあります。辞書で引くと「運命をあえて試す」とありますが、knock on woodと同じような「自慢」げなことを言うと、このように諫められますね。
"I have never had pollen allergy symptoms. Never once!"
"Don't tempt fate. Some people got this all of a sudden, even at their middle age."
「花粉症になんかならないよ」と言った相手に、「そんなのわからないんだから大きな声で言わないの」という事ですが、うまく日本語にならない気がします。
日本語をよく知っている英語ネイティブに尋ねてみましたが、そういう日本語はないんじゃないの?「神意を試す」「神を無視する」くらいですかね?と言われました。
私も考えてみたのですが、「運試しはしないよ」「神様に聞こえちゃうよ」くらいでしょうか