今日の3題です。
今日もお昼のひととき、英語表現クイズでリラックスしてください。
できるか~ぃ、ですって?I..can't..hear...you..!
うちのチームに、とにかく良い選手を探してこい!成績を上げてくれさえするなら・・・
1)「金に糸目はつけないよ」
Money is no object. M
辞書でobjectという語を引くと「目的」「目標」「目当て」として、その例文に
Money is no object. 「お金が目的ではありません」
と紹介されています。少し意味が違う気がしますが、お金を気にせずに、何かを達成する、という意味では同じかもしれませんね。
普通は、「いくらでも払うから」、で使って下さい。(使うときあらば、じゃが・・・
)
The sky is the limit.
こんな表現をする人もいますね。「空が限界だ」つまり、「限界はないよ(いくらでも使って)」です。
お金に限らず、計り知れないくらい大きいことなので「可能性は無限大だ」「不可能はない」と言うこともできるでしょう。
When it comes to the use of AI in the medical field, the sky is the limit.
期待が高まっているようですね
ここで「ちびノート」のmojoです。これを書いてから観ていたNCIS(ネイビー犯罪捜査班)。お金持ちのイケオジ、Tonyの父親は美術品の収集家でもあったようで、有名な絵画を盗んだ犯人を捜す手助けをしようという場面。
"With my netwok, the sky is the limit!"
「私のツテがあれば、不可能はないさ」と字幕にはありました。
子供を本好きにしようと、"I will buy you as many books as you want. Money is no object!"と幼児に約束した父親がいたそうです。
数年後、その子供が無類の本好きに育ってしまい・・・
"Dad, you said money is no object, remember?"
この台詞はやはり、注意が必要なのか・・・
次に行きましょう。
2)「その新計画が日本では依然物議を醸している」
物議を醸す、という単語を知っているとすぐに言えるのですが・・・
The new plan is still controversial in Japan. M
controversial 「議論の余地のある」と辞書にはありますが、議論の的になるような、一筋縄で賛成が得られないような物事に使われますね。
これは「ちびノート」では以下の例文でメモされていました。
「脳死の臓器提供者からの臓器移植は日本では依然として物議を醸している」
Organ transplants from brain-dead donors are still controversial in Japan. M
「ちびノート」Mですから1998年から2001年くらいのあいだに、NHK実践ビジネス英語のテキストにあった例文です。
日本では、脳死者からの臓器提供に扉を開く「臓器移植法」が1997年10月に施行されたそうですので、その少し後くらいの文章だと思います。2023年の記事を見ると、「件数は年々増加しているものの、世界水準に照らすとまだ少ない」とか。still controversialということでしょうか。
では、最後です。言いにくいことを言う前のクッションを練習しましょう。
3)「こんなこと言いたくないのですが、またお願いがあります」
I hate to say this, but I have to ask you another favor. A
いつも同じ人にお願いばかりしているのでしょうね。今日もお願いすることに変わりはないのですが、ちょっと「申し訳なく思っていますよ」という意思表示をするならこの表現は使えますね
この他にも下のように言えます。
I hate to say this, but I don't think Ken is doing a good job.
言いたくないが、ケンの仕事っぷりはどうもいただけない・・・。
I wish I didn't have to say this, but I cannot get along with Emily.
こんなこと言わなくてよいと良いのですが、エミリーとはうまくやっていけない。
「仮定法」を使ってこのようにも言えますね。言わなくて済むなら、と願ってみても、現実はI have to say this.なのです。
Ghosn has gone...
先日Carlos Ghosnについてこのブログで書いたのですが、それでちょっとご紹介したいことがあります。
中学校で時制を習う時に<現在完了形>をやったことを皆さん覚えていらっしゃるでしょう。
今はもう、特に意識しなくても自然に<have + 過去分詞>を使った現在完了形は使えるよ、と言う方も多いと思います。
ただ、習い始めは「完了」「結果」「経験」「継続」と言った用法をそれぞれ理解する必要があって、14、15歳の生徒たちにはちょっと大変なポイントです。
さて、そんな中の「経験」と「結果」でよく引き合いに出される例文ですが:
1) He has been to England.
2) He has gone to England.
1)は「経験」で「彼はイギリスに行ったことがある」です。once(一度)などが文尾についていればすぐにわかります。
2)は「結果」で「彼はイギリスに行ってしまった(だからここにはいない)」です。
beenは「行ったことがある」goneは「行ってしまった」
これが見分けられないという中学生には、
「カルロス・ゴーンって今どこにいるんだっけ?」と聞いてみます。
「レバノーン」と答えてくれるので、
「そうだよね。ゴーンはレバノンに行ってしまった、よね。ゴーンは行ってしまったよね。ゴーンは行ってしまった!」と覚えようと勧めています。
彼らは一様にえ~
え~
え~
え~
、とこういう顔をしますが、テストなどで迷った時にちょっとした救いになるといいな、と願いつつ・・・。
Daddy's joke is sometimes useful, isn't it?(親父ギャグだって役に立つ!)