今日も3題がんばりましょう。
風薫る季節となりました。
March winds and April showers bring forth May flowers!
ヨーロッパあたりでは、今が本当に美しい季節なのでしょうね
今日もしばし、アメリカンドッジボール風チャレンジ、お付き合い下さい。
NHKラジオ英会話からのメモだと思います。例えば、今週の週末何してる?に対して
1)「特にこれと言ってないよ」
Nothing in particular. A
短い表現なのですが、これを知っていると便利ですね。
A: Are you doing anything special next Saturday?
B: No. Nothing in particular. (別に~)
A: Let's go hang out. Is there anything you want to do?
B: Ah...nothing in particular. (別に何も~)
A: Look, about our travel plan next month.
Have you decided where you want to go?
B: Well, nowhere in particular.(別にどこも~)
おやおや、困ったBさんです。
A: Are you dating anyone?
B: No one in particular. (別に誰ともつきあってないよ)
しかも、secretive!(秘密主義!)
口調によってはこのように「別に~」とslapdashな表現になってしまいますが、例えば、お店などでパソコンを選んでいて
Clerk: Do you have any particular brand in mind?
Customer: No, nothing in particular. Any brand will do as long as it is within my budget.
「特に考えているモデルはないです。予算内で収まるなら、どんなメーカーでもいいです」
といった会話でも使えますね。
なお、最初の会話のやる気のなさげの、だるい感じのBさんですが、この返事がもっとsloppy(だらしない)ものになると
"Whatever"(なんでもいいし)となります。これは言い方次第ではかなりoffensiveになりますので、気をつけましょう
次です。
2)「大賛成です」
ただの「賛成」より、強めの言い方でお願いします。
I couldn’t agree more. M
「(賛成しようにも)これ以上の賛成はできないよ」=最上級の賛成
というちょっと大げさな言い方ですが、よく耳にする表現です。
これについてはもう少し付け足しもさせて下さい。
では、最後のチャレンジです。
3)「早合点するな」
conclusions(結論)という語を使いましょう。
Don’t jump to conclusions. E
日本語に直訳するなら「結論に飛びつくな」ですから、イメージしやすい表現です。
Student A: O no! I got an "E" on my last nation-wide mock test!
Nooo...I'll never be able to pass the exam
Student B: Don't jump to conclusions! This is just one test. Take it easy!
全国模試を受けた生徒たちの会話。「”E”判定=不合格じゃないよ。そういう結論に飛びつくなよ。」
Student Bよ、君の言う通りだ!
さて、gunを使った以下のような表現もありますよ。
Don’t jump the gun.
このjump the gunは、「早合点する」「早まったことをする」の他に、陸上競技などのピストルが鳴る前に飛び出してしまう、日本語で言う「フライング」の意味もあるようです。
Not so fast.
これも相手をいさめて、「まあ、待って」「そう焦るな」の他、「そうは問屋が卸さないよ」のような状況でも使われます。
ドラマなどでこの台詞を言うときは、相手を牽制するポーズ、つまり両方の手のひらを前に押し出すようにして、言っているのを見かけますね。
(今、その場でやってみて下さい!Wow...You are quite an actor)
I couldn't agree more.
「大賛成です」
I couldn’t agree more. M
英語学習者はこれを見ると「賛成でない」という意味の否定文と取ってしまう人がいますね。まず、これはそういう否定ではありません。
さらに、これは今のことなのに、なぜI can't agree more.とならないか気になるところですよね。
何度か出てきている「仮定法」の一種だからです。
if節はついていないのですが、「たとえこれ以上の賛成をしようとしても、もう最高レベルで賛成しているから、これ以上賛成はできません」。つまり「大賛成」です
なお、moreがついていなかったらただの否定になってしまうので、moreはお忘れなく。
では、「大反対!」をやはり仮定法を使って言ってみましょう。
「賛成できません」
I couldn’t agree less. M
そうですね。moreとlessを入れ替えるだけです。
「賛成が一番低いレベルにあるから、これ以下に賛成レベルを下げようとしても、できないだろう」。つまり「大反対」となります
NHK実践ビジネス英語からだと思いますが、以下のような仮定法を使った表現を見つけました。言ってみて下さい。
「これ以上のタイミングはありえない」
The timing couldn’t be better. G
タイミングが最高レベルだから、これ以上良くしようとしても良くならないだろう→「最高のタイミングだ!」ですね
また
I couldn't care less.
これも同じく仮定法を使った表現で「これ以下にcare(気にかける)レベルを下げようにも、もう一番最低レベルまで下がっているから、できないだろう」→「全く気にしない」→「知ったことか!」という意味になります。
これも言い方次第ですが、失礼にならないように気をつけておきたい表現ですね