今日も3題、、参りましょう。
英語表現の貯蓄はいかがですか?たくさんたまった方、色々な場面で臨機応変に使えるといいですね。
まだ始めていない方。始めるなら...It's NOW or never!
それでは、今日の問題に入っていきましょう。
これは、NHKラジオ英会話で以前にもMy friend looks anything but calm.(私の友人はどうみても冷静ではない)の例文を紹介したのと同じ週のレッスンから取った表現だと思います。
つまり、舞台はラスベガス。(CSI科学捜査班の舞台)
本当は仕事で来たのですが・・・
1)「スロットマシーンで遊ぶ機会を逃す手はない」
I can’t pass up this chance to play the slot machines. G
pass up で「~を捨てる」「~を逃す」という意味です。
「これは絶対逃せないチャンスだ!」
This is too good a chance to pass up!
「この千載一遇のチャンスをのがすな!」
Don't pass up this once-in-a-lifetime chance!
こんな例文を辞書等で見かけますね。
too ~to・・・と言う構文は、「あまりに~過ぎて・・・できない」という例文で中学校で学習していると思います。
This curry is too hot to eat.(辛すぎて食べられない!)
これと同じ形です。間にgood a chaneが入っているだけです。
once-in-a-lifetimeというハイフン使いについては下で少しお話しましょう。
では、次の問題です。
これは元々の文章はカジノの部屋のマジックミラーが「いかさま」防止だ、という会話文だったと記憶しております。
下の文は、例えばお店の服についているプラスチック製のタグのお話と考えて下さい。
2)「これは誰も万引きしないようにするためですか?」
Is this to make certain nobody shoplifts? G
「This is to make certain that節」という形を暗記すると良いでしょう。
ここではshopliftが「万引きする」という動詞で使われており、単数扱いされているnobodyに引きずられて、3単現のs(3人称単数だったら、現在形の文では"s"をつける)がついたものです。
何度かお伝えしている通り、「that節」と書いてあればしめたもの。普通の文章を置けば良いのです。
「この穴が開いているのは、水があふれ出さないようにするためです」
This hole is to make certain that water does not overflow.
もちろん、sureという語を使って言うこともできますね。
This is to make sure that water does not overflow.
では、最後です。
これもカジノの場面。お客さんが勝ち続けるとどうなる?のような話だったと思います。この「我々」は店側のマネージャーで、お店は大丈夫なんだよと言っていたようです。
3)「我々が有利だ」
The odds are in our favor. G
oddという形容詞を「奇妙な」「風変わりな」で覚えていたり、またはodd number/even numberで「奇数/偶数」で覚えている方もいるでしょう。
そのoddに"s"をつけますと、「見込み」「可能性」そして「勝ち目」という意味もあります。
in one's favorが「~に有利な」という意味です。
では反対に「彼らは不利だ」では、どうなりますか?
The odds are against them. G
againstは「~に対抗して」のような意味なのですが、私は「向かい風」をイメージするようにしています。あ~、不利なのだな、と。
では、「勝ち目はどうなの?(あるの?)」をoddsを使って聞いてみましょう。
What are the odds?
「五分五分だろうね」
The odds are fifty-fifty.
スポーツ観戦の時にこんな会話を聞きそうですね。
hyphenated words
once-in-a-lifetime (一生に一度の)という語を紹介しました。このようにハイフン(-)で単語をつないで作られた単語(複合語)は様々あります。
merry-go-round (回転木馬, メリーゴーラウンド)名詞
forget-me-not(わすれな草)名詞
user-friendly(使い勝手の良い)形容詞
ever-lasting(永遠に続く)形容詞
half-heartedly(中途半端に)副詞
これらはどんどん生まれているようですね。そして、使われ続けるとハイフンがいらなくなるものもあります。(tooth-brush→toothbrush)
下に挙げるハイフンでつないだ語の意味を想像してみて下さい。
A. runner-up
B. a must-win game
C. you-know-what
D. you-know-who
E. all-you-can-eat restaurant
F. hand-me-down
それぞれ
A. 2位の者 B. 絶対に負けられない試合 C. 例のあれ
D.例のあの人(Harry Potterでは「名前を言ってはいけないあの人」)
E. 食べ放題のレストラン F. お下がりの衣服
が答えです。
話者が好きなようにハイフンをつなげて形容詞等を会話中に作ったりすることもありますね。3人の同僚たちが、X部長の噂をしているようですが・・・
Ms A: Mr. X is a never-satisfied manager.
Ms B: Mr. X is a want-to-kick-him-in-the-shin manager.
Ms C: Mr. X is a want-to-put-eraser-scraps-into-his-tea-cup manager.
Ms Aが『絶対満足しない』部長と言うと
Ms Bは『すねを蹴ってやりたくなる』部長
Ms Cは『お茶の中に消しゴムのかすを入れてやりたくなる』部長
一体このMr. Xって、どんなひどい部長このコンプライアンスの時代をよく生き抜いてますね・・・
3番目のprankは、「やってやる~」と息巻いていた同僚がいたので、もしかしたらMr. Xは実際その被害にあったかも・・・
ハイフンではないのですが、スラッシュ(/)を使って、若い人たちが同じようなノリで複合形容詞のようなものを作るのを聞きますね。
This is my mentor/best friend, Vicky.
こちらは私のメンター兼親友のビッキーだよ。
(メンターとは、導いてくれる人、指導者、恩師、等々)
ネイティブはスラッシュ部分を、”slash"と発音しますから"mentor slash best friend"と言います。
He is my driver/person-buy-me-dinner/gift-giver
「彼は私の、あっしーくんで、めっしーくんで、みつぐくん」
懐かしいバブリーな語も、ハイフンとスラッシュで楽々英訳してみました。
(いえいえ、勝手にやってみただけですが・・・一応ネイティブには通じました)