今日の3題です。
無理なく1回に3つずつ。使える表現が増えていくといいですね
NHKラジオ英会話のテキストにあった文章のようです。どんな場面で、誰が誰に言ったものかまで覚えていなくて残念なのですが・・・。
1)「物事に無理に逆らわないで」(無理しないで)
Just take it as it comes. A
「それが来るように、それを受け取りなさい」
ジタバタするな、と言うことでしょうか。
これはもうこのまま暗記して、「まあ、気楽にやりましょう」と言う時に使うとよいと思います。
似たような表現がいくつかメモされています。ご紹介します。
A.「自然体で臨んだ方がいいかもしれない」
Maybe it’s better to go with the flow. V (流れのままに、ですね)
B.「彼は時流に従うことに決めた」
He decided to sail with the tide. G (潮の流れのままに、でしょうか)
C.「なりゆきのままに」
Just the way things turn out G
Aは現在放送中のNHKラジオビジネス英語のテキストから。B,CはNHKラジオ英会話からのメモだと思います。
もちろん、
Just take it easy.
と言っても同じ意味ですね。
「意地悪ばあさんと」いう番組が昔ありまして、その歌の中で
「Take it easy, easy, easy, easy...easy waru ばあさん」
と歌われているのを聞いた時には、爆笑したのを覚えています。
では、次です。
2)「まさか本気で言ってるんじゃないだろう」
You can’t be serious. G
canという助動詞は「可能」の意味の他にcan't be~という否定の形で「~のはずがない」という意味を表します。
「真剣なはずがない」→「まさか本気じゃないよね」という意味です。
また、中学校の授業でも習うと思うのですが、この反対はmust be~「~に違いない」
という表現です。
You must be joking.
と言うと、「あなたは冗談を言っているに違いない」ですが、2番の例文と同じ意味で「本気じゃないよね?」と言うことになりますね。
この点の文法を少し下でお話したいと思います。
では、第3問です。
3)「私はこの街のことは手に取るように知っている」
まさに、「手」を使います。
I know this area like the back of my hand. G
「自分の手の甲のようにこの地区を知っている」という言い方をしていますね。
面白いことに、「手のひら」で言うことも可能です。
I know this area like the palm of my hand.
また、こんな言い方もできますよ。
I know this area like my own yard.
これこそ日本語の「庭だ!」と同じ。こちらも覚えておかれると良いでしょう。
のはずがない/にちがいない等々
2番で出てきたcan't be, must beですが、高校の英文法で詳しく習っていることと思います。せっかくなので、これにmay beを加えて「推量」の度合いがわかる例文を作ってみましょう。
can't be A「Aのはずがない」(可能性ゼロ)
may be A「Aかもしれない」(可能性50%くらい)
must be A「Aに違いない」(可能性80-90%くらい)
だいたいこんな感じだと思います。
噂によると、クラスメートのAliceは超能力者"psychic"なのではないかとのこと。
She can bend the spoon just by looking at it!だそうです。(古いな・・・)
噂をすれば、Aliceがカフェでお茶を飲んでいますよ。なんだ、いつものAliceですよ。
She can't be a psychic.
お、Aliceがスプーンを手に取って、不思議な視線を送っている・・・
She may be a psychic.
あれあれ、スプーンが動いたような・・・見てるだけなのに
She must be a phychic.
うわー、スプーンは真ん中から半分に曲がったよ!
She is a phychic!
こうなると100%確定ということです
昔いましたね、ユリ・ゲラーさん。彼が日本のテレビに登場したのは、1970年代半ばだったようです。スプーンを曲げること、自分でもできるんじゃないかって、当時の子供たちが一生懸命トライしておりました